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2011年 10月8-10日
 
       怪獣退治
空 欄 行 先  
前穂高東尾根

 
空 欄 コース 1日目 上高地BT(7:20)-横尾(10:07~10:23)-本谷橋(11:29~11:40)-涸沢テント場(14:30)

2日目 涸沢(5:49)-取付(7:02)-尻尾の上(7:27)-懸垂地点(9:00)-北穂高(10:32~10:52)-涸沢小屋(12:53~13:05)
     -涸沢(13:28~13:58)-徳澤(17:00)

3日目 徳澤(06:45)-河童橋(8:03) 

メンバー A班:6名 B班:7名 (+講習班:6名)




前にも書いたけど、一徹さんと蝶野さんはエライ人なのである

いろんなトコでいろんなヒトに教えるヒトなのである



・・・KoDaCで独り占めできないのである(涙



この連休も、二人そろってとある教室の講師として狩り出されー、、

会としての熟練はオサムちゃんただ一人、という秋合宿



行き先変更!(`o´;)ノ




10月8日 ~1日目~

一徹さん達の講習班も行き先は一緒


『 A班・B班・講習班とも、涸沢ベースで登ります 』


ええーー!!

10月三連休の
か・ら・さ・わ!?

まぁ当初予定の岳沢でも相当な混雑だろうけど

入るのも出るのも大行列のアカンダナ駐車場



  ・・・あ、ご存知ですよね? 『 あかんだな 』 

いるんですよねー、たまに

アナカンダ駐車場集合 』 ってメール送ってくる山岳会の代表が・・


新種の蛇か!!


   って、突っ込みたくてもつっこめないんですよね


だってエライ人なんですもん、一徹さん・・・

こうなりゃ
アナカンダに地名変更です!うちの会だけ

 

 上高地はアナカンダ以上の混雑っぷり

 ディズニーランドも顔負けですが、園内放送はありません


        はぐれたら二度と群れに戻れないので要注意!



バスターミナルのトイレは大行列だったので


明神までガマン!


と、着いた明神はさらに大行列・・・

徳澤のトイレを目指せー!
 
・・・が、ココも大行列


『 おい、ほんまにアレで登る気か?』

  と、朝から全員の注目の的はー



『 剥がれかけてたから接着剤注入して固定してます 』

           とおっしゃるけれど、本当はきっと
『 ゴジラの背なんてちゃんちゃらおかしいので、

   ガムテープでフリクション殺してみましたー』
な仕様の、エライ人のエライ靴
さすがです

ワタシなんてゴジラのために靴新調してきたっていうのにっ!!
  
な、いろんな靴でたどり着いた横尾

・・・

聞いて驚け

横尾のトイレ行列はー

山荘を越えて槍方面へ延びているぞ!
日曜の心斎橋筋より人多いぞーー!


ゆっくり腰おろすなんてムリ

ちゃちゃっと休憩すませてー

いざ、涸沢!


橋も渋滞

めーちゃ揺れて酔いました

渡り終えてもしばらく、視界はぐらんぐら~ん(涙
すれ違う人によると、涸沢からココまでずーーーっと途切れることなく行列は続いてるらしい

・・・恐ろしい
 
そしてー本谷橋はー

『 休日の摂津峡か!』 とチョリオさんが呻くこの光景
河原も
登山道も

人・人・人・人・人・人・人・人・人・人・人・人・・・・・・・・・


『 A班と講習班は左岸から行きましょう 』

   と、一徹さん

『 B班はムリですか?』

『 最初がちょっとヤラシイからね 』


ま、B班には今回、初心者が2名もいるのでしかたない

 (ワタシに言われるのだから折り紙つきの初心者ですヨ)



で、B班と別れて進んだ左岸はー



「 最初が 」ヤラシくー
途中も ずーっと 全てが ヤラシかった!

 渡渉・ヤブ漕ぎ・崩れかけの崖っぷち・・・ いえ、崩れたんです、ほんま


←ココで石と一緒に、ザラザラがらんごろん。。。 まだふくらはぎに擦り傷残ってます(涙
二俣で涸沢方面へ渡渉したらー

その先はボルダリングまがいの巨岩越えが続く


それもテン泊装備を背負って、、
しかも徹夜明け、、、




風邪治ったばっかりのチョリオさんもヘロヘロです




やっと岩が小さくなってきたけど、まだ先は長い

オサムちゃんまで 『 エライわー!』 と言い始めた
繰り返されるヘタレ休憩
上を通る登山道から、人の声や鈴音が聞こえる

アッチのほうが良かったなぁ。。。
涸沢をひたすら詰める


沢が狭くなると藪藪になってきたのでー、

藪をかきわけ、無理やり登山道へ登り出る

で、とーぜん人・人・人の波に飲み込まれる・・・

やっと着きましたー



この先、見るのがコワイですーーー





そぉーーーっと






薄目で





のぞいてみましょう・・・




























見なかったことにしよう













なコトしてたら今日が終わらないので





気をしっかりもって直視します







・・・紅葉は不発だっていうのに、、何でこんなに集まってくるんだー!





涸沢小屋まで届きそうなこの行列は何なんだーーー!!



・・・いや、聞きたくない



とりあえずー


B班ーー! おおーーーい! ドコだぁーーーー!!(涙


あ、発見!


・・・ほとんど涸沢小屋の直下です

    ま、明日のコースに近いからいっかー


草むらだけど岩がゴロゴロで斜めってる。。。

    ま、疲れてるし寝れたらいっかー


トイレからめちゃ遠いなー。。。

    ま、ガマンすればいっかー




      ・・・・出来るかっ!!





取り急ぎ夕飯食べて寝ましょう

A班食担はワタクシ

はい、食材は重量無視です  分担で担いでもらいました、お疲れ様ー


鶏鍋、いただきまーす♪



主食はアルファ米のお赤飯、 〆にはお蕎麦ですよーー


あぁ、食べきれない・・・

お腹が膨れたら寝るだけ


でもゆっくり寝るためにはー

済ませておかなければならないコトがある




行列40分

テント探しに遭難しかけて20分

計1時間の小旅行


そんなワタシのドラマも知らず、ようやくたどり着いたテントの中からはShigeoとチョリオさんの高イビキ

・・・疲れた

寝よう


オヤスミナサイー  Zzzzzz・・・・・




10月9日 ~2日目~

夜中、なーんか狭っくるしくて目が覚めたらー

地面がナナメなのでズリ落ちてー、三人ともテントの下半分で縮こまって寝てました

 


 それでも疲れてたので、みんなグッスリ

 朝のミーティングをして、奥穂へ向かうB班より一足お先に出発します

                       B班リーダーの駱駝にいちゃん↓寒そう^^;

涸沢小屋のヨコからー
テント村を俯瞰
最高記録・1000張だったそうでー   トイレにはまだ大行列が・・・
 







登っていくうち、奥穂に陽があたりはじめました
紅葉は不作だけど、朝陽マジックで山が燃える♪
途中までは一般道

渋滞してます・・・
でも北穂沢へ入ったらガラガラそしてガレガレ(涙
その頃B班もスタートしたようでありー

ゴジラの尻尾あたり すでに2パーティーが登り始めてます
『 富士が見えるぞー♪』
ぐっもーにん!
見上げると北穂高山荘
眺めのいいココでー

A班、記念撮影しときましょ♪
そしてコレが、Shigeoを見た最後でした




・・・となるトコロだった(-”-;)


ヤツに先頭を歩かせるべきではなかった

頼りになるオサムちゃんはA班最後尾でー、一徹&蝶野さんは講習班を引き連れておりー、、、


ガレガレの足元に必死で歩いていた

『 ルート考えて歩けよーー!』

一徹さんの声にふと見回せばー

トラバースし続けるべきモレーンを、北穂に向かって登っていた


まぁバリエーションなんで、正しいルートなんてない

ドコ登っても自由っちゃぁ自由ですがー


・・・団体行動しろ、Shigeo!!


ずんどこ高速歩きで後ろも振り返らず、一人、はるか上にいた


『 戻ってこいー!!』

という声が聞こえないのか、無視してるのか


『 コッチ登りやすそうでよー♪』

そう言い残し、岩陰を回りこんで姿を消した・・・・




さようなら、ダーリン



『 もおーっ!!! あんなアホほっといて行きましょ!』


『 後でお仕置きせなあかんな!』


『 アッチから登ったら背びれ一個飛ばして損やのになぁー!』


『 先に山荘まで行ってカレー食べる気ちゃうか?』


 ・・いーえ、おサイフはワタシが握ってますからっ

ヤツのことなんて気にしてる場合ちゃいます

ココで先行パーティーがおこした落石が、はるか上から我々めがけてガランゴロン・・

間一髪セーフ!でした(汗
 


で、乗っかりましたー、ゴジラの尻尾

さて、ヤツはどの辺で泣いてるかなー、、と見渡せば


のんびり一服つけてやがります(-”-;)

こっちも休憩しましょう!

大福食べましょ。あ、フルーツケーキにしよかな~ 両方食べちゃえ♪

ヤツは食料なーんも持ってませんよ、ふふん!!


大福パワーで尻尾のヒレを乗り越えていくとー


ヤツが不敵な笑み浮かべてお出迎え


『 おもろい登りやったぞー!みんなコッチ来たらよかったのに~』


反省の色なし! そこで正座してなさいっ!
それともココ突き落としてやろうか、、

もちろんこっから先、ヤツに先頭は歩かせません

ヒデさん、よろしく!

切り立ったデカイ岩が折り重なって、アスレチックな登りが続きます
『 えー!こんなトコ越えるのー!?』

という声に振り向くとー



小僧が

『 コワイよぉ~~♪』とハシャイでる
『 アイツの「怖い、しんどい」は信じたらあかんぞ 』


『 楽しいってイミでしょ 』


『・・・ ま、口癖やな 』



ワーキャー言いながらも小僧、

講習生のサポートやってます


エライエライ

あとで大福あげるからね
ゴジラの尻尾から背中へ~
北穂高山荘が頭上に見え隠れ


スリリングなトコでたーー!

北穂沢に張り出してる、岩の渡り廊下!
ところどころ底が抜けてるぞー!
てなふうに、途中で写真撮る余裕ありありなトコです、実際は^^;



←振り返ったらこんなカンジ








でもこんなのはまだ準備運動
どんどん尾根がやせ細っていきますー

よっこらせ、と乗り込んでー

じぐざぐ降ってー


スリリングなトコ その2 でたーー!

岩の隙間を抜けようとしたけど、あと10キロダイエットしても無理っぽいのでー

しかたないので乗り越えます

そんな葛藤を最後尾から写した図→
ますます細くなる背びれ

右へ左へじぐざぐざぐ・・・
先頭のヒデさん、続くShigeo
ワタシの後ろにチョリオさん
な構図を最後尾から写した図→
この日一番のスリリングなトコ、きたーーー!


←何写してるのかっていうとー

コレです
ヤマケイのDVDじゃ、もっと手前からロープ出してるよー

ちゃーんとココに支点があるよーーー


『 んなモン要らん要らん!楽勝や!』



あぁ、ロープ担いでるヒデさんまでそのまま行ってしまった





しゃあない。。


おそるおそる背びれに乗っかるとーー


なんということでしょう


た・・・楽しいやんかぁーーーー!(≧▽≦)


ホールドがばがば掴み放題

平坦なスタンス

見下ろせばお尻の下には何もない!

安定感・爽快感、☆みっつー!!
『 不詳ブリオ、改めチョリオ、参りますっ!』
お!切っ先を渡る気か!?
いや、諦めたか・・


・・・悩んでる?


    と、やっぱり立ち上がったーー!   すごいぞ、ブリオ!いや、チョリオさん!

と楽しんでる頃

オサムちゃんと小僧はー

スリリングなトコ2でサポートしておりー

やって来ました、泣き虫小僧

さぁ後ろの講習生にナイフリッジ歩きのお手本を披露なさーい!

『 こらー!横歩いてどーする!』

『 走れー!』

『 スキップしろー!』

『 逆立ちして歩けー!』
と、大福ほおばりながらヤジ飛ばす見物人
講習班も無事渡りきりー

さぁ、ゴジラから降りましょう


『 ココに支点あるから懸垂やね~♪ 』


『 えー?こんなんクライムダウンで行けるでー 』


・・・オサムちゃーん

ワタシのゴジラの思い出を、楽しいまんまで終わらせてー!


『 だってほらー、講習生もおるやん?懸垂も経験したほうがえーんちゃう?』


『 あ、それもそやなー 』


( ・∀・)ノ ヤッター!

てコトで、めでたく懸垂準備♪

後ろ振り返ってみたらー

一徹さん、コワイとこ座ってるなぁ・・




    ・・・・・!

       こっそり何か食べてるーーー!

ワタシもちゃっちゃと降りて何か食べよ
その頃B班は無事、奥穂高ゲット!
日陰は寒いので、日なたで皆が降りてくるのを待ちます
日なたはポカポカ♪



 ・・・・こらー小僧!

   あくびすなーー!!!


全員無事おりてきたらー、あとはゴジラを背にガレ坂を登るだけ~

と思ってたら




コレがけっこう

キツい!ガレガレ!

そして・・・

1年前と同じコトが起こりました


後ろ遅いなー、と待っていたら


落石が最後尾のmayumiさんの足を直撃した、と一徹さん


でも歩ける、との事

去年と同じ、10月三連休の中日

同じ状況


同じように骨や関節を避け、筋肉で止めた



去年は左腕

今年は左足




・・・来年の連休は岩に近寄っちゃいけませんよ、蝶野さん!!
ワタシが歩いたバリエーションの三つ

前穂北尾根・源次郎・ゴジラ


どれも入門ルートなので登りは難しくない
・・・訂正

  げんぢろーの岩は一人じゃ乗り越えられませんでした( p_q) 
その三つのルート


歩いてみてしみじみ思うことは


怖いのは高さじゃない

浮石と落石だ、ということ
講習生くんたち、

アルパインデビューおめでとう!

危険はドコにでも転がってるけど、安全第一でがんばろうね!
ありがとう、蝶野さん、一徹さん!


ゴジラ退治、これにて終了ー!

寝そべるゴジラ
Shigeoに持ち上げられるゴジラ
南稜の下りからみたゴジラ
南稜はもちろん大渋滞、、、


そしてー

涸沢小屋ではとーぜんソフトクリーム休憩♪

『 休憩は5分 ・・・なに?ソフトクリーム買いにいったぁー!?』
と言ってた一徹さんの手にも、いつのまにかソフトクリーム
結局全員、一人残らずソフトクリーム(笑
下で待ってるB班のみんな、ごめんよぉー!
さぁー、地獄のテン場に戻ってきました
こんなナナメで岩だらけの寝床・・

今夜はゴメンです
平な地面と行列のないトイレを求め、脱出!


『 横尾でえぇやんー』

『 いや、徳澤のほうが絶対イイ!』 と小僧が言い張るのでー



元気な奴らはテン場確保のため、徳澤までダッシュ!

ココも賑わってるけど、涸沢と比べれば天国です♪
 


A班、今夜のメニューは

                怪しいヤミ鍋

じゃなくてカレーうどんです


『 二日目の食料、徳澤に置いといたら楽やったのになぁ、、』 

 と、チョリオさん ・ うどん6玉&アルファ米ボッカ担当


お疲れさんでした^^; いっぱい食べてちょーだいネ





ゆうべグッスリ寝たので、今日は元気

新人のマモル君(18歳)も元気を持て余してるようでー、テントに遊びに来た


なんやーかんやーおしゃべりしててーー


『 もう遅いんでそのヘンにしてもらえませんかぁー?』


・・・テントは超密集してたんだっけ (汗


ご近所さん、すみませんでしたー^^;

 
10時過ぎ、山でこんな遅くまで起きてたのって初めてかも!?

オヤスミナサイ! Zzzzzz・・・・・



10月10日 ~3日目~
さー、温泉入ってお昼食べて帰りましょ!
いえ、その前にー
河童橋で乾杯!!!

B班のリーダー・駱駝さん、サブリーダーのやっちゃん、総務(?)のタカオくん、お疲れ様! カンパ~イ♪

バスは待つことなく乗れ、無事 アナカンダ 駐車場へ着きました


ちゃんちゃん!
 


またまた新たな体験・発見がいっぱいだった三日間


ゴジラの背は、ほんっとーに爽快で楽しかったー!



『 もう上高地歩きはいらんーー』 と、毎度ぶつぶつ言いながら歩いてるのだけど


『 もう10月連休の上高地~涸沢には二度と行かんー!』 と、決意した三日間でもありました







                お土産にテント一緒やったチョリオさんから風邪もらったよ♪


ありがと(`o´;)ノ



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