アルイタキオク
 アルイタキロクTOP  
 

2011年 7月30日
 
       ノコノコ
 
空 欄 行 先 鋸岳
空 欄 コース 戸台(4:10)-角兵衛沢(6:13)-大岩(8:15)-コル(10:07)-鋸岳(10:33)-コル(11:02)-角兵衛沢(13:43)-戸台(15:46)
※休憩は1時間毎に10~15分    
メンバー S&C





第一高点だけならキケンなとこは無い ・・らしい


『 日帰りやな 』

『 へ? 何言い出すのん、1泊せんとムリ!』

『 1泊やったら甲斐駒から縦走せなあかんやろ 』

『 ムリ!怖い!』

『 それやったら日帰りや! 』



・・・何が「それやったら」なのか

何で1泊だと甲斐駒から縦走しないとイケナイのか


その根拠を述べよ!!



夜明け前の戸台

車は一台も停まってません


しかも雨降ってます(涙


カッパ着てヘッデンつけて・・・

 前半は渡渉の繰り返し

 冬より川幅が広い・・

 小降りになったのでShigeoがカッパかたずけてる間にー

    迷わずマリンブーツに履き替え、じゃぶじゃぶ渡っちゃいます!

Shigeoの「根拠」のせいで日帰りなのです

ライト・アンド・ファスト(;ω;)

でも沢靴は必携

念のためヘルメットとお助けロープも持ちましょう

あとビバーク装備は必携ですよ
 タヌさま!

        三度目の戸台河原 雪がないと全く景色が違いますね
クガイソウの親玉みたいなのがどっちゃり


堰堤への登り口がヤブに隠れてて、ちょっと焦りました
雪があっても無くても

   歩きにくさは変らない
もちろん距離もかわらない・・・
えーかげんイヤんなってきたところで

角兵衛沢とうちゃく~

さぁー ここは川ん中をジャブジャブ歩かねばなりません

でもShigeoは・・・

岩飛びできそーなとこを探して

ウロウロウロ・・


上流までウロウロウロ・・・


諦めてさっさと沢タビ履けばいいのに


                 最初の渡渉からマリンブーツ履きっぱなしのワタシは、とっくに対岸で登山靴に履き替えましたヨ
・・・お、ようやく諦めて靴脱ぎ始めました
渡渉は 『 急がば回れ 』 じゃなく

 『 急がばちゃっちゃと靴脱げ! 』 ですね~




脱いだ沢靴はケルンの下に置いときましょ



さぁ、ここから先は未知の世界!

道ははっきりしています
でも急登です(涙


雨でぬれた根っこ、苔むした岩がずるんずるん


これ、帰りは何回コケるかな・・・




今日は1時間ごとに10分休憩って決めてます

え?今まではどーしてたんや、って?

そりゃまぁテキトーに、疲れたら立ち止まりーの、行けるときはガンガン飛ばしーの、ヘタレたら休みまくりーの・・・

『 休憩まだー?』

『 あと20分』

『 もうアカンー!休憩しよー!』

『 ほなあと10分だけ歩け!』

( p_q)

樹林帯が開けてきたら、目の前にドーンとそそり立つ大岩壁

水場のあるポイントですが、探さなくても今は岩のそこらじゅうから水がしたたってます

1泊ならココでテント張ろうと思ってたのになー。。 と考えてる間に、横のガレ坂へ進むShigeo

      『 これかー、ガレた坂ってゆーのは。 なんや、たいしたことなさそうやんけー!』

なんて、見た目で判断しちゃいけません


歩き出したとたん、

『 極悪やんけー!!』



アリ地獄のアリんこの気持ちが味わえます


歩幅の80%がズリ落ちるーー!


なるべく壁沿いに、草付を選んで歩こう・・


こんな荒涼とした中で咲く、たくましいお花たち

南アルプスの岩礫といえばー・・
 

おおお!  咲いていた!!

タカネビランジ♪ 小ぶりな株があちこちに咲いてます~♪



『 はぁー、、ぜっんぜん進まんのぉー、、、』

雨脚も強くなったり弱くなったり。。
見上げると・・・

まだまだこの状況は続きそうですよ
それでも黙々と いえ ズリズリ登っていくとー

右奥に、なんとなくソレっぽいのが見えてきました♪
ラストスパートをかけるShigeo


これ、一本道に見えますがー

ちょっと小高いとこに登ったらー

Shigeoを見失いました


右の岩を登るのか?

まっすぐか?

降りるのか?




『 おーーい! どこー!!!』

(地図見ろ、ワタシ)

『 何があったんかと思ったやんけ!』

とっくにコルに着いてたShigeoが飛んできてくれました^^;

一休みしたら、あとは一気に登ります  いざ、鋸岳!


さぁ、どこだ!怖いトコは!

どんだけ怖いんだ!! 出てこいコンニャロ!

え?・・・頂上ですか??
コッチから登ってきてー
アッチが甲斐駒・・・
まさしく、鋸岳です♪

第一高点だけならキケンなとこは無い という言い伝えは真実でした!


残念ながらココにきて雨ざざ降り~~

ヤボウの一座を頂いた喜びの握手をさっさと交わし、とっととコルまで降ります^^;

『 なんで降りたら雨止むんや?』


なんででしょうねー

やっぱり甲斐駒から縦走して来い!っちゅうコトでしょうかねー

甲斐駒も鋸もいぢわるです(涙
アリ地獄を見下ろしながら

コンビニの「もちもちパンケーキ」休憩

コレ、最近のマイブーム。美味いんです♪



メットかぶったおじさんが一人登ってきました

きょう初めて見る人間☆

挨拶だけしてー、さっさと登っていかれました
さぁ、アリ地獄突入開始ー!
降りるっていうより、石と一緒になだれ落ちてるってカンジの下り・・・

写真とる余裕 :ナシ

おこした落石 : 数え切れず

休憩 : おにぎり1回、水1回

コケた回数 : Shigeo4回、ワタシ3回


で、河原に降り立ちました~


置いといた沢タビに履き替えてー

                                          ジャブジャブ♪



渡ったらまた靴履き替えてー


        ・・あ、紹介します。 これ、Shigeoの新しい山仲間
キッチンタイマーの「人参君」でーす

この子が 『 60分歩いたから休憩してええぞ~』 とか、『 もう10分たったぞ、さっさと歩けー!』 とか教えてくれるのです  容赦ない子です・・・

なんで人参君を連れてきたのかというとー
2週間後の合宿でリーダーを務めることになったShigeo、『 休憩のリズムを知るための訓練や!』 らしいです
5~60分歩くのって長く感じたり短く感じたり、、

状況によって変わりますがー

まだ疲れてないって時でも休憩すると、あとがラクですね!



で、10分の休憩って案外短い( p_q)

これまでいかにダラダラ休んでいたかよーく解りました


ゴールが近づくと渡渉オンパレード

えいやっ!と飛ぶShigeo    ツルン・ドボンしたワタシ・・・( 涙)



人参君の指令で休憩とりながらー

11時間半のピークハント、無事終了~♪
仙流荘で汗流して

入野屋さんの激ウマ馬刺しと高遠蕎麦で乾杯♪


次にコレ食べられるのはドコの帰りかなー・・・

~ 今回の軌跡 ~


甲斐駒からのエキスパートコース、行ってみたいな・・ でも怖いな・・・

いや、その前に黒戸尾根から甲斐駒へ登らないと!


『 そのまま鋸まで縦走したらえーやんけ 』

ってShigeoくん、、車の回収はどーする気よ!




 

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