アルイタキオク
 アルイタキロクTOP  
 

2011年 7月16日-17日
 
       アルパインでびゅう
 
空 欄 行 先 前穂高北尾根
空 欄 コース
1日目:上高地BT(05:55)-横尾(08:20~40)-涸沢ヒュッテ(11:40~12:20)-五六のコル(14:40~15:30)-五峰(16:30)幕営

2日目:幕営地(05:15)-三四のコル(06:40)-前穂高岳-(09:40~10:20)-岳沢ヒュッテ(13:40~14:00)-河童橋(16:00)

メンバー 一徹さん・mayumiさん・オサムちゃん・ふるぽん・S&C






我が会の代表・一徹さんが、ある日おっしゃった



『 ワシ、この夏休みインド行くもんね~♪』



『 えぇーーーー!合宿はどーするんですか!?』


『 ・・・・任せた 』


『 そんなぁ~! 北尾根経験者は一徹さんしかいないんですよ!』


『 なら、一回いっとく? 』






7月16日 ~1日目~
 

ってコトで急遽組まれた事前調査隊!


Shigeoとワタシは合宿じゃ縦走班だが、修行のための参加となった



そう・・初めてのアルパイン本番!!!



心の準備が大変

荷造りも大変



荷物背負ってヨジヨジするんだから、軽量コンパクト化が大事です

シュラフは削ってカバーのみ

テントじゃなくて初ツェルト泊

食料も質素・・いえ、軽量重視でー

と、アレコレやっても

重い!デカイ!ワタシのザック・・・


決死の覚悟でワインもビールも省きましたよ

くぅぅぅー( p_q)



『 明日は一番に取り付きたいから、最低でも五六のコルまで行くからねー 』

そう言う一徹歩さんの歩きは・・・高速です

明神でも徳澤でも、休憩はたった5分( p_q)
横尾でようやくロング休憩~


『 ボク最近登ってないからしんどいよー』

『 登ってるやろ、看護婦山にー 』

『 えー♪ 登るってどーいうイミですかぁー♪』

    ・・・カマトト小僧
一徹さんのザック

これにツェルトも登攀道具も食料も  

   50mロープまでも入ってるんです!


なんでそんなにコンパクトなんだろ
しっかし暑い
暑すぎます



涸沢は目の前ですがー、、

木陰が無くなったとたんヘタレます


『 ロング休憩お願いしますーー!』


『 涸沢到着ー!』

『 昼メシ休憩やーー!』


売店テラスで冷えたビールがワタシを誘惑してくる

「カレー」や「おでん」の看板も誘惑してくる

あぁ、モテる女は辛い!

でもザックん中の行動食を食べないと荷物が減らないのだー(涙
 
明日は岳沢に降りるまで水場はない


『 晩御飯と朝食と明日の行動用。

       一人4リットルは担ぐようにー』


 ・・・さらに荷物が重くなる( p_q)
さぁ、メットかぶったらいよいよアルパインの世界へ!
この左手の雪渓をぎゅいーんと登ります

↓1ヵ月後、ザイテンから撮った前穂の写真    今回のルートが見渡せますー

ここ、「日本三大クラシックルート」 の一つなんですって

また出ましたね、日本三大ナントカ!

三大珍味に三大祭りetc…


 えー、、ところで 「クラシックルート」 って何ですか?        


←ちゃかちゃか進む一徹さん

        写真撮ったりしてるとほっぽってかれますヨ↓


mayumiさんが事前にヒュッテに問い合わせたら

アイゼン・ピッケルは必携!ってことで担いできたのですがー



要りませんね^^;


『 まぁ小屋としたら聞かれたら要るって言うわなー 』

そですよねー


くそっ、代わりにワイン1本担げたど!



ちゃかちゃかサクサクサク・・・

 ヒュッテが小さくなったねー


             ちゃかちゃかサクサクサク・・・

                      おや、もう見えなくなったよーー


一徹さん、ちょっとスピード落としてくださいー!

脚は棒、雪渓の照り返しで頭はボーッ
 

蝶野さんまもでが・・・

『 ちょっと休憩させて 』

『 えぇえ!? 大丈夫っすか? 』

『 足があがれへんわー、熱中症かな。。』
・・いや、熱中症って人間がなるもんですしー

オーバーヒートかオイル漏れでしょう

え?蝶野さん人間やったんですか? またまたご冗談を!

一足先に五六のコルに着いたみんなが

ツェルトで日陰作ってくれてました


オサムちゃんは雪渓までかけ降りて、袋に雪を集めてきてくれます


『 あー冷たくて気持ちいい!元気出たわ!』


   ・・・やはりオーバーヒートでしたネ


みんなで雪袋をまわして火照った頭を冷やします~


・・オサムちゃん、ワタシにまわす前に股冷やすのヤメてーー

五六のコルに着いたら本日終了~!と思ってたのにー

一徹さんはまだ先に進むと言い張ります( p_q)

まぁまだ陽は高いけど・・・
仕方ないので重い腰あげます
再スタート!




『 岩触ったら調子戻ってきたでぇ~~~!』

そう言ってがっつんがっつん登る蝶野さん

やっぱり人間じゃない

五六のコルがはるか下になるとー
眼の前に四峰と三峰が現れた!
今日はここ、五峰のテッペンで寝ます♪
絶景の寝床!



 ・・・傾いてて狭いけど

今回、縦走訓練チーム7名は徳本峠から蝶ヶ岳を目指してます

その周辺はぶ厚い雲に覆われ・・

ま、リーダーがチョリオさんだから当然っちゃぁ当然ですね


一段上の二張りスペース   夕食が始まったようで


さぁ、ウチもディナーにとりかかりましょう!


『 Chikaちゃんとこのメニュー何やぁー!?』

  上からチェックが入ります

『 アルファ米とチキンラーメンですー』

『 よしよし、軽量化頑張ったな!』


 ・・・・「と、焼肉の缶詰」って言えなかった^^;

     あとデザートにレトルトぜんざいが   


それでもダメ出しが出ます

『 鍋なんか持ってきたんか?お湯沸かすだけやったらコッフェルで十分や!』

はいっ!(`o´;)ノ


『 mayumiさーん、コレで顔拭きません? はい、どうぞー♪』

『 ・・・何でウェットティッシュ袋ごとやねん。。 使う枚数だけでええんや!』

は・・・はいーーー!!!(`o´;)ノ

  いや、ソレは体用で、手拭き用のウェットは別に一袋・・・  

アルパインは過酷なのです・・・ヘトヘトになってー
オヤスミナサイ  Zzzzzz・・・・・・・・
 
 
 
7月10日 ~2日目~
 

びゅぅぅぅぅぅーーーーー

・・・風が強いなぁ


パラパラパラパラ

あら、雨?

なんだ、ツェルトの結露が降ってきてるのかー

拭こうかなー  ま、ええかー  眠いしー、、



なんか足にゴツゴツ当たるなぁ

おや、傾斜で体がズリ落ちて、ツェルトから足が半分出ちゃってるー


ま、ええかー  眠いしー、、




な、夜も明けー

おはよー、ヤリ!
おはよー、八つ!
もーにん、フジヤマ!
ライジング・サン♪
装備一式身に着けてー


『 ほんまにアレ登るのー?』

そーです


コレ登るんですよー



核心と言われる三峰の前に

 より危険(崩壊で)といわれる

  四峰がそそり立ってます!




まずは四五のコルへ下ってー

岩場を縫うようにトラバースしたり、よじ登ったり・・・



どーです、この眺め!



画面に入ってませんがー

涸沢ヒュッテが見えるんですよ

  ちっこく・・・



足場が不安定だからといってー

岩にしがみついちゃだめ!

岩ごとはがれ落ちます( p_q)

四峰

聞きしに勝る崩壊ぶりです

そーっと押さえつけ、優しーーく乗り込んで・・・

小僧はワタシめがけてラク落としやがるし!


今までで一番命のキケンな場所でした

写真なんて撮ってる余裕ナシ

アッチやー!

 いや、コッチやー!

と、安全なルート探しも大変



 やっと四峰終了~


ココを右にトラバースしたら

 いよいよ三峰の取り付きです



ところがー

このトラバースも超キケン!



四峰は直接コルに降りるのがいいですね



あとからやってきたカップルの女性が

ココで大量の落石おこしてました・・

なんとか一番に取り付き確保!


     三四のコルには、続々とやってきた人が順番待ちです


          きのう五峰まで登っておいてヨカッタ!
Aチームは一徹・蝶野・小僧

BチームはオサムちゃんとShigeoとワタシ

まずはAチーム、一徹さんがトップで行きます

小僧、緊張してますねー( ̄m ̄*)
こちらも・・・( ̄m ̄*)
さぁ、始まります
Bチームトップ、オサムちゃんよろしく!
セカンドはワタシ

ドキドキしながら待機してるとー

『 支点使わないから横登ってもいいですよね?』

いつの間にか横に男性がやってきてた

『 え? は、はいー・・・』

あの大量落石を起したカップルだ

支点を使わないってどーいうコトだろ??

彼氏のほうがオサムちゃんを追うように登っていった

女性はロープ繋いでるだけでビレイしてない

そっか、ビレイ支点を使わないってことかー

ん?

上からも支点使わないのかな?肩がらみ?

でもー、ロープ交差するやん・・・


案の定、オサムちゃんの怒鳴り声が聞こえてきた

『 ジャマやろー!後から来たらロープくぐらんかぁ!!』

男性は登り慣れてるようで、すぐに女性に 『のぼってこい』 のコール

が、彼女のほうは・・・

『 どこ登ればいいのー?』 『 まっすぐ来いー!』 『 無理ー、登れないーー』 


・・・・・・ジャマです


追い越してやりました ( ̄‥ ̄)=3 フンッ

 
2ピッチ目もそのままオサムちゃんトップで~



快適な登りです♪

四峰と違って岩安定してるしー

ロープで繋がれてるしー(コレが重要!^^;)


 チムニーではAチームは右側、Bチームは左側を選択


  ココはShigeoがトップで~


ビレイする小僧

登る蝶野

下でロープをさばくShigeoとワタシ


チムニー越えてちょろっと回り込んでー

ココのルートはココしかないようで、

バラけてたクライマーが続々とテラスに集まってきます


四峰からつかず離れずだった別のカップル

   この二人はマナーが良いので先を譲ります^^


・・・そういやあの落石カップルはどこ行ったんでしょ?
二峰てっぺんからの眺め
来月はアソコを歩くのだ☆

いよいよクライマックス

前穂山頂から大勢の注目を浴びながらの懸垂です



  短いけど・・

   チョーーーーー気持ちいい!!!
あとはちょろっと登るだけで・・
前穂高岳~~!
登頂ー!
標識の前でも、登頂記念ーー!

『 なんか、アっと言う間やったなー』

『 ほんと・・まだ10時前やしー』


          『 じゃ、早いから今日はこのまま下山して帰りましょかー 』


ええええええー!!??

一徹さん!

きょうは岳沢でまったりのんびり~♪ まずはビールで喉うるおして~~♪

お昼は小屋でカレー食べてー♪

 夜はワイン~~~♪♪♪ 


と、ちゃうんですかー!?




『 帰る!』


 



ドドーンと疲れが襲ってきました(涙


紀美子平への下り、めちゃしんどい・・・


ココで 『 Shigeoさん?』 と、ご夫婦に声かけていただきました♪♪

嬉しかったです!ありがとう♪




重太郎新道も、こーんな長くてツラかったっけ・・・

頭ボー  脚がちゃんと動かない


『 岳沢ついたらビール飲んでいいですかー?』

『 いいよー』

・・・それでも脚が動いてくれない


『 上高地でも飲んでいいですかぁー?』

『 なんぼでも飲み!』


ダメだぁー、、 パワーでないー・・・(涙


『 先行ってくださーい。 ちょっと休んで、ぼちぼち降りますんで・・』

何度も腰おろしてー

びっこひきながらー

残り少なくなった水、最後は頭からかぶってー


皆から遅れること数十分


あと50mで小屋!

   ってトコでShigeoが迎えに来た


『 荷物かせ、持ったるから 』

   ・・・遅いっちゅーねん!!!

あんなに恋焦がれていたビールが、、欲しくない


まずは頭から水をかぶります

それから水をガブ飲み

Shigeoから奪ったコーラが美味い!


で、カップヌードル食べたら完全復活しました^^;

水分・塩分、、、熱中症だったんでしょね

上高地でやっと美味しくビールが飲めました♪



そして温泉⇒蕎麦⇒温泉卵のフルコース


『 帰る!』 と言い張る一徹さんとオサムちゃんを見送り

残る4名で向かったのは~~



さっき汗流したばっかりのひらゆの森♪





 『 満室やったのにキャンセルが出てラッキーでしたね~♪』

 『 やっぱ日ごろの行いやのー!』


アテとお酒もたっぷり買い込みました

温泉も24時間入り放題

小僧は彼女へのお土産も買いました



はいはい、お布団敷いてくださいよ~

いつでも寝れるようにネ~

・・・って、もう寝るんかい!


さて、蝶野さんはー

浴衣にきがえてしっぽりしてますヨ


※ 浴衣姿の高解像度版をご希望という奇特な方が もし いらっしゃればご連絡ください

もれなく寝姿もお付けします  魔よけにオススメ 
 
 
 
7月18日 ~3日目~
 

もちろん朝から温泉♪

あの広ーくて十個はあろうかという露天風呂も独り占め♪

なのに1分つかっただけであがるワタシ

あぁ、ゼイタク・・・

いつも食べない朝食も、きっちりご飯おかわり♪
干ししいたけや野菜を買ってー
東京に出稼ぎに行く小僧を駅まで送りー


これにてShigeoとワタシのアルパインデビュー、無事、終了ーーー!



緊張の連続で、四峰から二峰までの記憶はとぎれとぎれ・・・

でも確保されて登ってる間は怖さはなかった!

トップはまだムリだけど


その前にもっと岩場歩きの練習だ!

いや、フツーの昇り降りも余裕がなかったな

装備の扱いも雑で、ハーネスにつけたナッツが岩にひっかかってビビったし。。

スタミナも足らんしー


・・・それより何より

まず荷物の軽量コンパクト化(選定?)っすよね!!






ん?食料を削れ?

( p_q)







 


↑PAGE TOP

inserted by FC2 system