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2011年 6月4日
 
       シャクナゲフェスティバル
 
空 欄 行 先 バリゴヤの頭
空 欄 行 程 レンゲ谷登山口(4:40)-稲村小屋(6:50~7:10)-シャクナゲパラダイス(8:37~8:47)-稲村ヶ岳(9:40~10:00)
 -バリゴヤの頭(12:14~12:50)-稲村小屋(16:05~16:22)-登山口(17:52)
メンバー ひいちゃん・ツトム博士・オサムちゃん・チョリオさん・モックン・S&C





『 チョリオさん、バリゴヤ行ったことある?』



とワタシが聞いたのは先月、五竜への登りにあえぎながら



『 ハァ?何すか突然!?』



そりゃそうだ。


北アルプスの雪踏みながら、大峰の中でも“ド”がつくマイナーな山の名前が飛び出すとは・・




「バリゴヤの頭」


その妙な名前に惹かれた7名が終結


夜明け前の大峰はまだ、震えるほどの寒さ

唯一バリゴヤ覇者のオサムちゃん、頼りにしてます



     そしてー、単独で二度挑戦するも敗退、という記録を持つモックンも参加

キレイやなぁー広葉樹はイイなぁー

透明なみどりにみんなウットリ・・・

1時間少々でレンゲ辻到着

一息いれましょう



                              ギリギリ半分は女をキープしてますよ、まだ→


朝陽がさしこんできた

燃えるカメラマンは上を写すのにも膝まづく
稲村小屋ー♪


朝ごはん食べたりー、虫除けぬりぬりしたりー、

燃えるカメラマンはそのへん散策したりー

再び歩き出すと、シャクナゲが現れた

『 おぉー、まだ7分咲き!』

『 こっちのほうがよう咲いてますよ!』

このあとコイツに苦しめられるとも知らず


きれいきれい~!とはしゃいでたワタシ達・・・
大日直下にはコイワカガミの群生

トラバース付近では1厘だけ咲き残ったオオミネコザクラ♪

ワタシがズーム使ってコレ↑なのに

                 チョリオさんは背伸び&腕伸ばしただけで接写モードになる→






       またしゃがむ燃えるカメラマン アリンコでも撮ってるのか?

←と思ったら、可愛らしいミヤマカタバミでした


 稲村ヶ岳直下を登ると、ロープで通せんぼされた分岐に出た



    『 この先か?』

    『 あ、、え、、は、、、はい。 あ、、あの、、、敗退しましたけど、、、』

岩場じゃ頼んないモックンですがー

バリゴヤ 『挑戦』 回数は大先輩
うっすらとした踏み跡を辿り、ずんずん下ります


笹原を下ると、そこはシャクナゲブッシュだった

『 きゃー、ごめんねシャクナゲちゃんー!』 

と言いながらもひいちゃん、掻き分け、踏んづけ、なぎ倒しー








『 ほんっま腹立つ!コイツ、、えいっ!』

さっきはキャイキャイ写真撮ってたのに・・・


実は、ってか何度も書いてますがー

  シャクナゲ、 もともと 好きじゃない

秩序なくはびこって細っこいくせに当たると痛い枝とかー

大阪のオバチャンのセーター柄みたいなハデな花もー

  好きじゃない というより


      嫌い (キッパリ)


最初は笑ってたツトム博士もー

 『 シャークーナーゲェーッ』 って、後ろで呻きだしました


こうなりゃもう血祭り、、いえ、シャクナゲ祭りです




  ワッショイワッショイ! 祭りだワッショイ!!!


 『 さすがバリゴヤ、きっついなー!』  『 どこまでシャクナゲ祭り続くんやー!』
やーーーっと開けた場所に出て、みんな大喜びで駆け下りる


『 歩きやすいー♪』

『 1時間ほどシャクナゲ祭りやったなー!』

『 休憩しよー!』


『 ココがドンブリ辻かなー』 と言いながらGPSを見てみるとー、、、 


 ん? 全然違うトコ歩いてる??

さてはー、Shigeoのヤロウ、間違ったルート打ち込んだな!


『 なんか変やな・・』 

『 ここドコや?』 

  あっちやコッチでGPS覗きながらつぶやきが・・・


全員頭つき合わせてー・・・

     『 これ、尾根一本違ってるーーー!!』


大喜びでかけ降りた坂を、ガックリ肩落としてトボトボ登る・・・
『 オサムちゃん、前に来たことあるんやろ?』

『 うん、15年前やけど 』

   ジューゴネンマエ!? @@;ノ


 そりゃ忘れててとーぜん

 ワタシ、1週間前の事も忘れるしー





・・・はい、正直に言います

1時間前の事も忘れてます
さて、モックン

チミは2回挑戦したって言ってたよね?

『 え、、は、、はい!』


で、なんで違うってわかれへんかったん?

『 あ、、その、、、に、、2回ともこの道行ってました!』


       (((((((゚∀゚;)



  途中であきらめて引き返してヨカッタね。。。


誰も責めることはできません



みんなGPSやコンパス持ちながらー、、

一度も確認しなかった自分が悪い

団体心理のコワサですね
間違い分岐に戻ってきました



みなさん、このトラロープの先はシャクナゲ祭りですよー

シャクナゲ好きな方にはたまらない場所

ぜひ来年訪れてみてください♪


てコトで無事、稲村山頂です

(何が無事やねん)


『 いやぁー、ココまで遠かったなー』

『 稲村がこんなキビシイとは知らんかった!』
時刻はすでに10時前です


『 どうするー?』

『 タイムリミット決めていきましょかー』

バリゴヤへの尾根、ちゃーんとテープありました

踏み跡もばっちり

シャクナゲも控えめなので許せます


すぐにこんな場所がでてきます
   コレです、コレ
バリゴヤなんだからこうでなきゃイケません             
『 ヒィヤッホォオオー!』
『 歩きやすいやんー♪』
『 シャクナゲ祭りよりずっとえぇ道やんけー♪』
『 あれがバリゴヤちゃうかー?近いぞ!』
『 楽勝っすね!』


『 誰やー、ハーネスやロープ要るゆーたんは!』

『 前もコッチ来てたら敗退せずに済んだのにねー 』


『 あ、、そ、、いや、、、、そうかもしれませんね!』
そんなワタシたちの考えが甘いということは、すぐ判明



だんだんと踏み跡は薄くなりー

アップダウンも激しく・・・



『 そっち行けるかー?』

『 いやー、その辺に巻き道ありませんかー?』


みんなもれなく、、ツトム博士までもズボンドロドロ・・・

バリゴヤ直下の最低鞍部


ここからの登り、どっからでも登れそうで、どっこも険しく・・



『 コッチやー』

『どっちやー』

『こっちー、、やっぱあかんわー』




『 やったー!頂上ですよー!』
眺望ゼロなのに大・大・大満足!


こんなトコに先客が2名おられたのには驚いたけど・・・



しかも、後日わかったのですがこの2名、ななちちさんのお知り合いでした^^
その方にお願いしてーバリゴヤピース☆
さぁ、日暮れまでに下山できるか!?
『 ここちょっとヤバイですよー、行けんことないけど・・・』

と言うチョリオさんの後を追って行ったワタシですがー

手足のリーチが違いすぎました


最後の1歩が届かず、握った細い木がー

      根っこごと岩から剥がれたーーー!!!


ドッサー!!!

下にShigeoとチョリオさんがいなかったら、ワタシはバリゴヤの藻屑となっていましたね。。


ドコでも行けそうで行けないバリゴヤの下り

歩きやすそうなトコ選んでたら、また尾根間違えかけました(ノД`)

稲村へ戻るのは登りがメイン
へろへろりん・・・
シャクナゲもこんな坂じゃ役にたちます
稲村小屋では、どっかの大学サークルが夕食の準備中でした
バリゴヤ下山中から元気のなかったチョリオさん


とある心配事をかたづけ(?)パワー復活
5時、レンゲ辻到着なんとかヘッデンのお世話にならずすみそう


登山口に降り立ったのは6時前

本日の行動時間 13時間12分 なり


『 もう歩かれへんー!』 へたりこむワタシ

『 いや、葛城山くらいやったら登れるかな』 とオサムちゃん

『 10万もらえるんならバリゴヤ行ってきますよ 』 と燃えるチョリオさん・・・


元気の度合いは人それぞれですがー、全員一致の意見は


とうぶんシャクナゲは見たくない!


です



   ~今日の軌跡(黄色)~ byひいちゃん 

今回のチョリオさんのレポはコチラ


 

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