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2010年 12月23日
 
       刺激
 
空 欄 行 先 蓬莱峡
空 欄 メニュー アイゼントレ
メンバー S&C mayumiさん ふるぽん君

 


『 蓬莱で練習したいなぁ。。』


独標から下山後、ふるぽん君がポツリと言った



今回の独標は雪も少なく氷もついてなかったけれどー

これからの時期、低山でも道は凍りつく

いや、低山の雪こそ溶けたり凍ったりを繰り返して手ごわくなる!


『 うん!練習しにいこ~!!』
 



  と、やってきました蓬莱峡

     いきなり行き倒れと遭遇・救急要請というオプションがあって、練習開始が1時間以上遅れましたがー、、


まずは緩斜面の登下降




緩斜面っつっても勇気いります

ついついロープに頼ってしまう・・・

爪からビームが出て、岩を溶かして食い込むアイゼン、誰か開発してください


1回だけでふくらはぎカチカチ、汗が流れます

『 エッラーー!! もうヤメようぜ~!』
『 ・・・なに甘いことゆーてるねん?』 


    おおお!蝶野さん登場!



『 Shigeoはん、アイトレをナメてはりまんなぁ、、

     とっとと登って練習せんかいーっ!! ・・・
ウゥゥエ~~ップ!



  ・・おや?様子がヘンです。。

       顔むくんでます、 しんどそーです、、



   昨夜、忘年会で飲み過ぎた模様ですっ(≧▽≦;)






蝶野さんの むくんだ顔 鋭い視線にビクつきながら、登ってー降りてー・・・


『 もうカンベンしてください~! さ、壁のぼりに行きましょ♪』 

Shigeo、きょうは登る気マンマンです
 


せっかくmayumiさんが来てくれはったのでー、

ワタシも今日はTOPの練習をさせてもらおう!



大屏風の右側、簡単なルートでトライします


            セカンドで登るmayumiさん⇒



『 右足、カカト上げすぎや!』

もう二日酔いから立ち直ってる・・



何度か泣きそうになりながらも無事登りきりました


立ち木を使っての支点作りに手間取ります

    このスリングじゃ短い、こっちじゃ長い、、

クローブヒッチが、、
     ああっ・・ ナゼできないっ!?


トップの緊張で、脳みそ沸騰してます


よっしゃ、準備完了ー!
    ・・・うぉおおお! 安全環が半開きっ!!


     ・・・・慌てるな慌てるな・・・



← アッと言う間に登ってきた蝶野さん

隣のふるぽん・Shigeoペアも登ってきました



下りは懸垂下降しましょう

Shigeoが投げたロープは団子になりました( ̄m ̄*)



懸垂四連発

トップバッターはShigeo、二番手ふるぽん小僧



←続くワタシはゴロンゴロンして、みんなをヒヤっとさせるというサービスを忘れません


  大トリのmayumiさんは トン、トン、トン 支点に負担をかけない降り方の見本っすね 

『 さぁっ、どっちのロープを引くか覚えてるモン、おるかっ!?』


『 はぁ~い♪』 × 3



でもShigeoは覚えてなかった


お昼をはさんで午後もクライミング


『 コッチいってみよーぜっ!』 と無謀なShigeoのおかげでー、、


大屏風の左側(の中じゃ一番易しいルート)を登るハメになりました



= ウロ覚えですがー、 こんな感じ =


『 TOP行きまーす!』 なんて言ってしまったもののー


登りだしてすぐ後悔の嵐


にっちもさっちも行きませんっ!!
『 こらーっ!リングに指かけるなー!!』
 で、でも、、カラビナかけるよゆーがないんですっ!
『 右行けっ右ーっ!』
右上に支点が見えます、、が、 そこまで行く自信がないっ!!!


追いついてきたShigeoがかけたスリングを握りしめて右へー右へー、、 (今思えばShigeoくん、よくココまで来れたなぁ)


ずーっと前爪だけで立ってるのと恐怖とで、脚はガクガク
『 セルフビレイとって休憩しろ!』
・・・がっ! ザックの腰ベルトが、デイジーチェーンを隠してて取れませーーん!!!


もう、だめ、 落ちるかも・・


ますます脚が大きく震えだし、蝶野iさんもヤバイと思ったようでー、、
『 早くビレイとれーっ!!』
はい~~~(涙

 
なんとかハーネスに体預けてホっと一息・・・

    もう、1センチも動けません



『 降りますー! どうやったらいいですかっ!?』
『 クライムダウンや!』

 なん(`д´;) 

     です(`д´;)

         とぉーーー(`д´;)(`д´;)(`д´;)ノ



一般道の岩場でもクライムダウン苦手なワタシにー・・

  この垂直壁(ワタシ的に)でヤレと!?
 

手足顔がズル剥けになっても死ぬこたぁーない!

と、覚悟を決めて降りました・・・

Shigeoも降りてきました (ただし、支点にロープかけて(`□´)/)

もう二度とトップはムリ!イヤ!怖い!!岩が怖い!!!
『 じゃ、交代な。』

そういってスルスル登ってく蝶野さん



放心状態でビレイしながら思ったのはー


ワタシより小柄でリーチも短いのに、なんで登れるんだろう・・・

 ってコトとー、、


     続いてワタシが登るんかい?(`o´;) ってコト

でも、セカンドは安心です


もし落っこちても、すぐ止めてもらえます

危なっかしいトコはテンションかけてもらえます



それでも・・・ 怖い
『 う・・うごけませーーーんっ!!』


『 右足を上! のりこめっ! アイゼンを信じろっ!』


『 信じられませんーーーー!!』



でも不思議なことにその通りにするとー、


前爪、かかるんです


『 次はどう行ったらいいんですかぁーー!?』


『 そのままあがって来いっ!』

なんとか、テラス(脚幅の半分ほどのミゾ!)によじ登りました。。


『 よっしゃ! ここからトップいき!』


ぇええ!! ついさっき、もう二度とトップは無理って思ったばっかりやのに、、、

『 簡単やから行け!』


。・゚゚・(TДT)・゚゚・。

手当たりしだいクリップしてー

手がかり無いトコはスリングかけてー

下見る勇気がなくて、ロープもめちゃくちゃ、、



でも

でも


登れた!!





で、アタマ沸騰してまた支点作りに手間取りました^^;

『 怖い思いして登られへんかったときは、そのまま帰ったらアカン!

    簡単なトコでええから登っとかんと、ずーっと怖いまんまなんや!』
ヨコのちょい簡単ルートから登ってきた二人と合流


高度感バリバリの懸垂で降ります

『 こんなトコ、登れるようになるんかなぁ~。。』

トリで降りてくるmayumiさんを見上げながら、みんなでタメ息

『 私は登るの下手クソなんやで。
 私より上手く登る人なんかそこらじゅうにおる。

 だから練習するんや! 』

家でも筋トレに励む
『 だから落石あたっても筋肉で跳ね返せたんや!ガッハッハ!』

時間をつくっては近場の山を登る
『 歩ける体力がなかったら話にならんやろ!』

毎晩、ロープワークの練習もかかさない
『 どんな方法でもムンターヒッチ完璧にできるようになったで~♪』


今また新たな挑戦のため、勉強をしているmayumiさん

師であり、大先輩であり、学ぶ仲間でもある




練習もしないで 『 できない~、登れない~』って嘆いてちゃイケない!

来年は、もっともっと練習しよう!!


 

ね、Shigeoくん!  

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