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2010年 12月4日-5日
 
       すごぉ~い
 
空 欄 行 先 硫黄岳
空 欄 行 程 1日目 みどり池入り口(8:10)-しらびそ小屋(10:15~10:44)-本沢温泉テン場(11:50)
2日目 テン場(6:37)-夏沢峠(7:45~7:55)-硫黄岳(8:50~9:07)-本沢温泉(10:40~11:10)
      -しらびそ小屋(12:18~12:35)-みどり池入り口13:30
メンバー S&C




この頃 “ちゃんと”歩いてないなー。。


どっか行きたいなー


できれば雪あるトコがいいなーー   でもキツくないとこがいいなーー、、




『 行くとこ決めたんか?オレはどこでもえーぞ 』


『んー、、将棋頭から木曽駒は? 』


『 どこでテント張るねん!風めちゃ強いぞ! 』


『 ・・・んじゃ、八つ? 』


『 もうすぐ行くやないかー』



・・・どこでもえぇって言っときながら、文句の多いヤツだ(-"-;)


ならー、歩いたコト無い道からなら文句ないでしょ!!




てなワケで~



 

 

12月4日 ~1日目~
 
昨夜からずっと風ゴーゴー唸ってます

カラマツの林が根元からぐわんぐわん、地震のように揺れてます


     コワイ・・・(涙


『 風がマシになるまで寝てよ!』 ってことになりー


スタートは8時をまわっちゃいました



風はまだ強いけど、


葉っぱを落としたカラマツ林は明るくてきもちいい



 あちこちにある池(水溜り?)はパキパキに凍ってます
トロッコ跡のレールに沿って歩きます

 さっきからずーっと、 

    「登ってる感」 のない道!   ほぼ平坦・・・

 なのにしんどいーーー   脚、そーとーナマってます

薪の煙の匂いが漂ってきたら、しらびそ小屋に到着
凍ったみどり池のほとりで休憩しましょ

おや、ペットボトルの水も凍りかけてる。。

小屋の気温計をみるとマイナス8℃! ・・・さぶっ



池のむこうに東天狗がそびえてますー


『 ここからアソコ経由でも本沢温泉に行けるよー』

『 アホか 』

   ・・・ま、ワタシも9割冗談で言ったんですけどね


『 帰りはアソコまわって降りよなー』

『 アホ 』

   ・・・9割本気で言ったんですけど(-"-;)
しらびそ小屋の先もーまったく「登ってる感」がありません



いえ、しんどいんですけどね・・

でも視覚的に平坦なんです


こんなんで硫黄に近づくんだろーか?




って思ってたらー、、


下り始めましたよ!

それもずんずんずんずん・・・ 登山口より標高下がってるんちゃうかってくらい下ります(涙

下りきった分岐を右にー
また平坦な道を進んでくと、テン場がでてきました

テン場から山荘まで、3分ほど歩かねばなりません


先にテント張って、硫黄登る準備してから受付行くと思ってたら、、


ザックを放り出して小屋に向かうShigeo



 「日本の秘湯」本沢温泉~ ココに来てみたかったのだ♪


 今の時期に河原の露天に入る勇気はないけどー、、いつか、入ってみたい
 
 引き戸を開けて大声で呼んでもーー

玄関先の鐘をガランガラン鳴らしてもーーー


シーーーーンとしたまんま・・・

人の気配がありません



こんなのが無防備に干されてるので、イケナイ考えが心をよぎります


しばらくベンチでボーーーっとひなたぼっこしてたら、やっと小屋番さんがドコかから帰ってきました
 

あと数分遅かったら、干物くすねて下山するトコでしたよ

 
無事、受付を済ませてテント設営~
お昼食べたら眠気が襲ってきます



『 オレ、別に硫黄はどーでもえーわーーー 』

『 えぇーー!? ・・・んじゃ明日のぼるの?』

『 前に登ったし、もうえーやんけ。早よ下りてウナギでも食いにいこやー。 』



   ・・・・・(-"-;)


ワタシもすぐ睡魔におそわれー、目が覚めたら4時過ぎ

テントは3張り増えてます



ガーリックライスと焼肉で、本日のカロリーオーバーな夕食

6時半、お腹いっぱいになったShigeoくんはまた高イビキ・・・


こんな予感がしてたので、今日は文庫本もってきたもんね!



どうせ明日も下山だけ、ゆっくりの出発だし。。

眠いのコラエて10時過ぎまで本よんでーーー


ヘッデンの電池も切れたので、そろそろ寝ましょ
オヤスミナサイ  Zzzzzz・・・・・・・
 

 

12月5日 ~2日目~
 


硫黄はどーでもええっつってたのはドコの誰だ?

下山してウナギ食いに行こうって言ってたのはどの口だ!?


そのつもりで遅くまで起きてたのに・・・・・
5時前にたたき起こされました


ぼーーっとしてるワタシを転がしてシュラフひったくって丸めてパッキングしてー、、


『 さっさとメシの用意しろよー』


食べ終わったらテントシューズもダウンパンツもひったくられました




テントもきっちり撤収しー、

6時半、 黙々と歩き出しますーー
 
『 オマエが登りたいってゆーてたから登ったるんやぞ!』




     ・・・・・・泣けるほど嬉しゅうございます


おー! アレだ!!河原の露天風呂!
ウワサどおり、登山道から丸見えですね^^;
 


小屋から先はぎゅいーーんって登りになるのかと思ってたら・・

       なだらかな登りだけで夏沢峠に到着です


この樹林帯を抜けるあたりからー

やっと登りらしくなってきた

雪も深くなってきたけど、サラッサラの新雪なんで歩きやすい♪

吹きっさらしの尾根にでました


ところどころ氷や岩が露出してるので、アイゼンそうちゃーく
久々に氷を踏むアイゼン


頂上付近のケルン群が見えるけど、、遠いー
振り返ると天狗のむこうに北アルプスが浮いている!
単独さんに先を譲り、のんびり行きましょう
爆裂火口が真横で口あけてますー♪

お天気サイコー 吹き付ける風も心地いい   あとちょっとで、、南八つが見渡せる!
ワクワクワクワク
やっと・・久々の頂上ですー!

爆裂火口は見上げるより真横からのほうが迫力あるなぁ。。
御嶽から白馬までズラリ見えます!

空気が凍ってて透明でー、、
南アもすぐソコに見える!

コレだから冬山は好き!
 
地球じゃないみたい
祠で風よけながら休憩



『 登ってヨカッタなぁ~~』

そうそう、ウナギはいつでも食べられるしね!



赤岳鉱泉側から登ってきたワカモノ三人

女の子が 『 風強いーー!』 と叫んでます。

いや、、全然弱いっすよー^^;
 三人組と写真の撮り合いっこ


『 わぁ!すごーい!ピッケル持ってるーー!

         アイゼンも大きいー!すごぉーーい!!』




   ・・・返答に困って笑顔のワタシとShigeo


ワタシには、軽アイゼンとストックのお嬢ちゃんのほうがスゴイと思われ。。。
 
『 えー!?ソッチに下りるんですかぁ?

            すごぉーーーい!!!』


   ・・・・何がすごいのか、、??




  きゃぴきゃぴトリオと別れ、下山開始~

夏沢峠までの下り、いろんな人とすれ違いました

ツルツル斜面をアイゼンなしで気合で登る「すごぉーい」初老トリオとかー

『 これ(4本爪で留め金が壊れてる)で大丈夫ですかねー?』 と聞いてくる「すごぉーい」おじさま、

風のない樹林帯でゴーグルつけてる「すごぉーい」ワカモノ、、、


『 いやぁー、すごい人がいっぱいで楽しかったなぁー 』 ^^;



 しっかりついたトレースをたどって本沢へ

         山荘前のベンチで大福休憩をしてー


また平坦な道を戻ります
・・・いや、違う

「下らされた感」たっぷりの坂、帰りの「登り」はめちゃしんどいーー!
あとは 『下ってる』 感の無い下山
遠くで犬が吼えてる


おお!しらびそ小屋にポチがいましたヨ


『 ぽち~!』 と呼ぶと大人しくなってー
寝ました^^
暖かいので雪、だいぶ溶けてます
これがまた凍ってツルンツルンになってー、、イヤラシイ道になるのね
 
車に戻ってすぐそばの稲子湯へー



 ぼろい 歴史を感じさせる建物と浴室と設備

お湯は熱くてシャワーは無くてー、浴室も脱衣場も寒いです。。
行きたかったうなぎ屋さんの営業時間を過ぎちゃったので、目についたお蕎麦屋さんへー



お店の名前は忘れたけど、美味しいお蕎麦でした

~今回の軌跡~
 


日帰りもじゅーぶん可能なコース

たるみきった脚に、ちょーどいい道でした


来年は水着持参で、河原の温泉でまったりしたいな♪

そう、ココならチビらも喜びそうだし、ファミリーキャンプにいいかも☆
 
 

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