アルイタキオク
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2010年 9月12日
 
       いまだ下山せず!
 
空 欄 行 先 不動岩
空 欄 メニュー クライミングとロープワークの基礎
メンバー ベテラン3名 新人7名 



山岳会員となって初めての例会



『 きょうはリーダーが欠席やから、ロープワーク検定は延期します 』

らっきぃ〜〜〜〜♪



『 事故のないよう、気を引き締めていきましょう! 』

は〜〜〜い♪




駅からの移動だけで、体中の水分が毛穴から流れ出た



寝不足のmayumiさんは蝶野にヘンシンできない

連日の忙しさとこの暑さでシンドそう。。



それでも皆に指示をだし、トップで登っていく
セカンドでビレイ担当はワタシ



見てるだけでコワイ角度、ついついテンションをかけてしまう


『 もっとロープ出して!!』


はい〜(涙
mayumiさんの姿が見えなくなってしばらく・・


『ビレイ解除ー!』 コールがかかった



この流れと手順は何度も頭ん中で繰り返してきたぞ!


・・・・・・

えーっとー、、ATC外してー、メインロープ外してー、、、

 と、解除したとたんにロープアップが始まる


     ・・・早い!

手袋を外して登る

岩はヤケドしそうに熱く焼けている




途中、どうにも登れないトコがあって、、、

『 ロープ握ります!』 と叫んだ(涙

『 登ってこれたやんかー(笑  この上は優しいからトップ行くか?』

『 いえ、、さっきみたいになったらコワイんで、mayumiさんお願いします!』


もう、手も足もぷるぷるしてます・・

 
 

曇りの予報に反し、9月とは思えぬ太陽がギラギラ照りつける東壁

狭いテラスで立っていると、靴底が熱くてたまらない


横では かわいそうに Shigeoとペアを組まされたフルくんがトップを登っている


その向こうはチョリさん&コサさんペアのようだ


なんとか登りきった。。

喉はカラカラで脚は震え、頭の芯が痛い

脱水症状かも・・


mayumiさんと二人、木陰で少し休んで下山道から降りることにした


けっこう危ない道、ゆっくりと戻る


下について水分補給してー、休憩していると他のメンバーも続々と降りてくる


フルくん、チョリさん、コサさん、、、、 あれ?最後に登っていたミズさんとひいさんが降りてきてもーー


・・・Shigeoがいない


 







『 Shigeoは?』

『 え?まだ降りてきてない?』

『 上には誰もいませんでしたよ 』

『 僕の前に下りたはずですけど・・ 』



『 こっちにも来てないよ 』

下でラクさんと特訓していたヤスさんも見てないという


   ・・・・・・・・・・やってもたか?



『 Shigeoさん、上でだいぶバテてましたよ』

『 すごくしんどそうでしたね、、』


ヤツは水を持ってない

携帯ももってない


『 ちょっと見てきます!』


ミズさんと一緒に、さっき降りた道を登っていく

 もしかしたらこの崖を転げ落ちたか?

おおーーーい!!! Shigeoーーーーー!!


返事がないまま東壁の上へ出た


『 アッチの道へ進んだんじゃないかなぁー』
藪の中に続く、別の道

ところどころにテープもついている


進んでいくと、左下に道場駅が見えた

が、そこは崖


降りる道がない

ヤツの性格からして 「違う道だ」 とわかっても、目印と道があれば突き進むに違いない!

が、踏み跡のないヤブや崖へでたら引き返すはずだ・・

きっとまだこの踏み跡をたどって突き進んでるのだろう


脱水で倒れてないといいけど、、 すっ転んでどこかに落ちてなきゃいいけど、、、
 
 
コサさんも追いかけてきてくれた

『 Shigeoさん、体力あるほうですか?     

  上で相当キツそうにしてましたからね、、』

そう、それが心配!


『 ワタシ、とりあえず携帯と水とってきます。  

     それからこの先を探してみます』


三人でまた名前を呼びながら下へ戻る


戻ってることを期待したけど、やはり・・姿はない
みんなあちこち探し回ってくれていた



『 ごめんね、皆で行動するように注意せえへんかった私のミスや。。 』

mayumiさん、それは違いますよ!!

幼稚園児じゃあるまいし! ボケ老人だから幼児に近いけど 




三手に分かれて探すことになった

この場で待機する班、駅へ降りる班、上の道へ進む班


携帯・水・ロープ(必要にならなきゃいいけど・・)をザックに詰めてー、、


あ、ワタシの携帯は少し上の岩場に置いたままだった

慌てて取りに登っていくと、mayumiさんがおっかけてきた

『 Chikaちゃん、一人で行ったらあかんよ!』 

・・はい、わかってますってー^^;
無事におりて誰かに電話を借りてるかも?

と期待して携帯をみても、着信はない


まてよ、ワタシの携帯番号、、

覚えてないだろなー(-"-;)




そうだ、イモウトの家の番号なら覚えてたはずだ!


『 もしもしー、おっちゃんから電話なかった?』


事の次第をイモウトに説明して電話を切ったとき・・・
『 帰ってきましたよーーーー!』


『 無事ですよーーー!』




下からみんなの声が響いてきた!
いっしゅん涙が出そうになったけど・・

元気な顔をみて、出たのはパンチと膝蹴りだった






やはりあの道をずんずん進みー、

駅のほうへおりてまた登ってきたらしい




眩暈がして、藪ん中で数分熟睡したと言う

・・・そのまま逝ってしまわなくてヨカッタね(-"-;)

一同、ようやく昼飯にありつけました(/_<。)



 Shigeoも水たっぷり流し込んだら復活!


          次回のロープ検定に備え、特訓です
ある程度覚えていたはずの結び方もー


方向がちょっとかわるとワケわからんようになります(涙

ワタシがちゃんとできたのはウサギの耳くらい・・・
 
『 さぁ、元気なもんは最後に一本登ろ!』



ようやく蝶野が登場した〜〜!


 ヤスさんから特訓をうけるラクさん&ひいさん


ジムで鍛えてるフルくん・チョリさん、さすがの登り
『 うまいこと登るなぁ〜』


Shigeoとワタシは 「反省」 という名目でサボリちゅう^^;
ヤスさんが懸垂下降の特訓を始めたのでー

すっかり忘れてるワタシも混ぜてもらった♪




両手離して止まる方法を教えてもらったけどー

実演もさせられたけどー・・・
ハーネス側のカラビナにロープ通して

・・ひねる?

結ぶ??



どうするんやったっけ!?!?

『 いつまでやってるんやー! ほっていくで!!』


・・ビールを待ちきれない蝶野は怖いです
 
さっさと片付けて撤収〜〜〜〜〜☆
駅前広場でとりあえずビール!
Jさんもおつきあいいただいてー、

途中下車して反省会♪


たっぷり飲んで食ってー


     たーっぷり反省しました!!!






「いまだ下山せず!」 っていう有名なドキュメントを読んだのは、山歩きを始めてまもない時


その頃は、遭難って冬の高山で起こるもの、って思ってた


山を歩くうち、遭難・滑落・ケガは、どこでも、いつ起きても不思議じゃないってことがわかった




そしてこの日、岩登りの練習で道に迷うヤツがいるんだってことも、よーーくわかった (`д´;)ノ



いやぁー、山って、、ほんっと、 コワイですねーーー!



 

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