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2010年 7月17日-18日
       仲間
空 欄 行先 西穂高岳・間ノ岳
空 欄 行 程 1日目 西穂高口駅(08:38)−西穂山荘(10:25)
2日目 山荘(04:15)−独標(05:21)−ピラミッドピーク(05:53)−西穂高(06:48)−間ノ岳(08:25)−西穂高(09:55)
     − 山荘(12:02〜13:08)−西穂高口駅(14:31)
メンバー S&C N川隊長 マーくん






ヤボウの中でも1・2をあらそうコワイ山 (ワタシ的に)

ワタシがなかなか 『 うん 』 と言わないもんだからー、、



『 みんなで西穂行きましょーや、ついでに間ノ岳も!』



ShigeoがN川隊長とマーくんを引きずり込んだ

「ついでに間ノ岳も」って・・ 「ついで」で済ませられるようなトコか!!


間ノ岳まで行けたとしてー、その先は? どーすんの?



『 荷物背負って縦走するか? それがイヤやったら往復しかないやろー』


Σ(`д´;) お・う・ふ・く!!


間ノ岳、爆破してやりたい・・





 

7月18日 〜1日目〜

 




梅雨明けの連休です


ただでさえ人出が多そうなのにー

ロープウェイは40周年イベントを開催するとか


大混雑の予感・・



駐車場確保のために前夜に出発し、

テン場確保のため、始発のロープウェイに乗る!のだ



 後ろに並んだ若いカップルは、今日中に奥穂を越えて北穂まで行くという

 翌日はキレット越えて槍から双六、最後は笠って・・・


 その計画を聞くだけでヘトヘトになりましたー!

我がチームの本日の目的地はー、西穂山荘^^;

まずはロープウェイおりて5分で大休止〜

隊長、早くメロンをかたづけて荷を軽くしようっちゅう魂胆です


  ぴえぴえ ウマウマ



どんなにゆっくり歩いても山荘まで2時間

少々の荷物はへっちゃらさー♪

・・てことで


ワタシの背中には水分(アルコール含む)だけで9L! 

たぶん過去最高の重さになってます

担ぐとき、ヨロメキます・・・



隊長も食料パンパン(メロンは減った)のバッグを肩からさげて・・



ひさびさの重荷はこたえるー

しかも暑い!!



『 休憩〜』 『 賛成〜』

『 休憩〜』 『 賛成〜』


ワタシと隊長がしょっちゅう休むもんだからー

Shigeoとマーくん、先に行っちゃいました



ま、ヤツらがテン場確保してくれたらいっかー




とうちゃく〜     さすがにまだガラガラですね      
よしよし、設営はじめてる♪


がんばれ〜〜

早くテントはれ〜〜〜


 お、珍しく隊長が 『 つきあうわー』 って、 プッシューッ!  ・・・大丈夫っすか?



二世帯住居〜


                                隊長、やっぱりダウンしましたネ →




以上で本日の予定、終了!



・・・・・・まだ11時


『 マーくん、上高地まで下りて帝国ホテルでコーヒー飲むんちゃうん?』

『 んー、雨降ってきそうやからね、、』

┐(´-`)┌



 今にも降り出しそうな空模様

 ラーメンでも作ろうかーってゴソゴソしてたら、お隣さん到着・・


      なんとなんと! 鉄人かめ・ふーさんではないですかー☆

山の会の山行で、20名以上を引き連れてのリーダー役です


このあと後続のメンバーを迎えに、またロープウェイ駅まで降りていかれました  ・・すっご!




 雷ゴロゴロ、夕立のようなドシャ降りになった

   あのカップルは無事かなぁー・・ と、心配しながらお昼寝
 
 雨は降ったり止んだり。。
  
         さぁ、早めの夕食しながら明日の作戦会議でもしますかー



  『 ちくわにチーズ入れたらどーや?』

  『 それを炙ったらもっとウマイでー 』  ってな会議ですが





お隣は次の遠征に向け、軽量メニューの試食会


フリーズドライ野菜を使ってビタミンもばっちりのようです




会の方から熱燗、美味しいコーヒーを頂戴しました


 ごちそうさまっす!!


あいかわらず降ったり止んだり、、悩ましいお天気

     が、悩んでもどーしようもないので寝ましょっ


 『 すごい星やでー』

 9時前、隊長の声で外にでると満天の星!!

 『 明日は晴れるな!  ・・さ、寝よ 』

  もうこれ以上寝れませんーーってくらい寝たんだけどー、、 

    テント越しにお隣さんの熱ーい山談義を拝聴(笑)するうちに・・・

オヤスミナサイ  Zzzzz・・・
 
 
 

7月18日 〜2日目〜

 
3時起床ーー!


朝ごはん食べてー、4時15分出発

      かろうじてヘッデン無しで歩ける明るさ

独標でご来光が見れるかな、、、
なんて思ってたら、もう笠ヶ岳のテッペンに朝日が!
独標までの道、こんなに遠くて歩きにくかったっけ、、
この道は雪のほうがぜったい楽だー
独標の上にはもうたくさんの人・人・人・・・
朝日はあがっちゃったしー景色楽しみながらゆっくり行きましょう!
雲海にうかぶ八ケ岳と南アルプスその先には・・
見えるとなぜか得した気分になるフジヤマ♪
焼岳も朝日あびて燃えてますー☆


ってノンビリ歩いてたら

      いつのまにかShigeoとマーくんは独標にたってる・・

隊長とワタシも・・


独標、イェ〜イ♪



さて、ここまでは準備運動 アペリティフですね


メインディッシュの西穂高まで、13のピークがある!




そして、本日はメインディッシュがもうひとつございます


     恐怖の間ノ岳



ワタシ、まだ心の準備ができていませんー

今、西穂へ向かってるんだって自覚もありませんよ



     ま、とりあえず休憩しましょう♪

『 オレらじゅーぶん休憩して寒いから、先いってるワ 』 

出発前からハイテンションのShigeoとマーくん、早く西穂に立ちたくてウズウズしてるようです。。(‐_‐)

 
いよいよ独標の先へ・・覗き込むとコワイ
           ここで怖いと感じる人は引き返せ!と、いわれている関所です   
 
独標を降りる隊長とワタシ→
ちょびっとだけ怖いと思ったワタシは、この先へ進んでいいんだろか、、、、
さっきの下りなんて“へ”のような難所が続く


 降りちゃぁ登り、また登りー
降りながらトラバースしてー
めちゃ怖かった下り
このトンガリを降りるのです
『 怖いー!』

『 そうでしょー、そこ一番イヤラシかったんですよー 』



そんな会話が聞こえるので、降りる前からチビります



振り返れば独標が眼下!


ワタシを励ますかのように、すぐ横に飛んできたライチョウくん♪

   先を行くヤロウ二人は見れなかったらしい。 ふふん ( ̄∇ ̄)



ライチョウに癒されて、お花を見る心の余裕もでてきた


その頃ヤツらはココで記念撮影をしておりー
5分後 


 隊長とワタシが着いたときにはもう、姿をくらましてやがりました ヽ(`д´)ノ


ま、Shigeoを後ろから見てたら、落ちやしないかとヒヤヒヤ、心臓に悪いのでー、、

      隊長と一緒のほうが安心♪

自分撮りなんてしちゃってはしゃぐ、もうすぐ50のオヤジ


 でもね、ぢつはー 隊長もはしゃいでるんですヨ 

 『 ワシ、もうすぐ70やで!』 と言いつつ、ニヤニヤしながら登ってるんですから、、



ま、なんといっても一番はしゃいでるのは もうすぐ還暦のコイツ


ひとり冷めてるワタシ

いや、冷めてるわけじゃなくてー、 感じないようにしてるんです

いま自分が何してるのか、ドコ歩いてるのか・・ 考えたら凍りついてしまう!!


              ↓ひきつり笑い

独標がもうあーんなちっちゃくなりました

西穂に立つオヤジ二人              
          ほんとは飛び上がりたいくらい嬉しいのをこらえてる顔  
20分後・・・


西穂直下の登り  

ワタシのために重い50mロープを背負ってくれてる隊長、 あとちょっとですよ!



着きました!

とうとう登ってきました、西穂高岳!



・・ん? ヤツらの姿がない、、もしやまたほっぽって先いったのかー!?

離縁だ!薄情もん!!帰ったら即離婚だ!!




と思ったら、反対の端っこにいました  残念 

オトコどものこの嬉しそうなこと・・


しかーし! まだ先は長い。。

今日の最難所がこの先待ち受けてるのだっ(涙


少しでも身軽にして行きたい・・

岩が濡れてたら、と準備してきたハーネス類は、ココへデポってくことにします







『 ここからは隊長、先頭行ってください!』

Shigeo、困った時の隊長頼み(`д´;)ノ





まずは激下ってー


激登ってー


振り返った西穂高
P1から目標の間ノ岳を睨むオトコたち
太陽で温められ、ハイマツの匂いが立ち昇る



さっきまで「カランコロン」だった落石の音が、「ガゴンガゴン」にかわった



岩の裂け目を下り

      浮石だらけの道を進む



ホホホッ 怖くなんてないわヨー!   と、言い聞かせながら、、



 『 前向きやったら危ない!後ろむいて降りろー!』


    あ、あ、、足が届きませんーーーーーっ

 はぁはぁ、、、 追いついた、、


 おや、なんでこんなコワイとこで立ち止まってるんですか?


 ・・・・なるほど、、

 彼女、なかなか降りられないようです

 下から彼氏が指示しますが、両手でクサリ握ってるので宙ぶらりん状態から動けない・・

  見てるコッチもヒヤヒヤです


『 だめだー、どこかであのコ追い越さないと進めないよー 』

後からきた男性二人がイライラしはじめたので、先を譲りました(`□´)ノ







隊長もこっそりイライラしてたようで、正面の岩のぼって道の偵察に。。→

『 あかんわ、むこうは絶壁や』             
 

たとえ向こうにハシゴがあっても、ワタシにそこは登れません、隊長!  


で、正規ルートで下りますー    


隊長みたいにクサリに頼らず降りられたらいいんだけど、、

 そんなマネは10年早いワタシ達、 片手クサリでソロリソロリ・・



クサリ降りたらトラバース

で、また登らされます




                  こんなトコだったワケです (点々がクサリ)→
進めども進めども・・
気の抜けるトコがない・・
ガッガッ ドゴーーン! 落石の音が轟きわたる
足元、ナナメでツルツルですーー
掴んだ岩、抜けますーーー
☆*※*△*□*☆*※*▽*☆〜〜

『 おい、あれ見てみろ』

『 え?何?』

あんなトコ、歩いてるひとがいますよーいっぱいいますよーー
『 あれ、一般ルートとちゃうよねー?ヘンタイルートやんねー?』


『 いや、あそこを歩くんやで 』 




隊長、こんな時にジョーダンはやめてくださいよー(; ・∀・)ノ




だってー、まん前の山に登りたいのに、なにもわざわざー、、


    そんな絶壁側に降りなくってもーーーーー

降りなくってもーーー、、
降りなくってもぉぉぉぉぉぉぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・


= しばらく記憶が途切れております =
 
登りの上部です
この滑り台みたいな岩を登ったら・・・
間ノ岳にキターーー!!
槍が近いー!
西穂が遠いーーー!
チームN川、登りきったのであります☆
字、見える?
ほら、ネ♪








ひととき、登頂を喜んだら




おんなじトコ、戻らなきゃなりません・・・・( p_q)




さっきから県警ヘリが飛び回ってます・・


きゃぁぁぁ
さらば、間ノ岳
タップ踏んでるんじゃないです真剣に降りてるのです



 真剣じゃないと生きて帰れません


あぁ、、下りのほうがコワイ
コワイけど、、悲壮さはナイ
悲壮さはナイけど
まじ怖い


隊長の指示に従ってー

一歩先、一手先に精神集中







一歩先に集中しすぎてー



みんなを見失ってトンデモな方へ登り、セミになって泣いたワタシ・・


      コワカッタ・・・(>_<、)




岩は登りのほうが数倍らくちんですー  


西穂の手前


  P1まで戻ってきました

西穂に近づくにつれ
嬉しさも増す
さぁ、西穂高へ登りかえそう!




ココを下るとき、怖かったなぁ、、、


       なんか、ずいぶん昔のコトのような気がする

朝よりずっと人が多い山頂
 ただいまー!!
まだ10時前この先もゆっくり焦らず慎重に戻ろう


西穂からの下り


登りはなーーんとも思わなかったのに、、


こっわーーー!!



『 前向いて降りるなってゆーてるやろ!

見てるオレが怖いねん!』


そー言われてもね、、

ワタシはこっちのほうが安心なのだ!




ピラミッドピークでもゆっくり休憩〜



独標への途中、ロープウェイ始発で来た人とすれ違いはじめました


ネットでよく拝見する山ねずみさんを見かけ、ご挨拶♪

『 初めて来てこのお天気?よっぽど行いがいーんだねー!』

一瞬のすれ違いなのにいーっぱい話す、面白い人(笑


その前後に言葉をかわした外人さん二人組み

お一人が天狗のコルから岳沢へ滑落したそうです・・(無事)


そしてー

帰ってからわかったことですが、みーさんのお仲間 旅人さん とも

この辺りですれ違ってたことが判明!

イケメンを見逃してしまうとは! よっぽど疲れてたのね、ワタシ・・


独標は崩れるんじゃないかと思うほど人がみっちりで、、 

     丸山まで降りてから最後の休憩たっぷりしますー



山荘までも大渋滞、すれ違いがタイヘン!!


まずは自分にご褒美♪♪♪ ぷっはーーーーー♪♪♪

オトコ共もご褒美ぺろぺろ・・






『 さー、片付けて降りよか!』


『 ええぇ!?もう一泊するんちゃうのん!?』


『 昼までに降りてきたら今日中に帰ろって決まったんやー 』




・・いつ、誰が決めてん!




食料、ぜーんぜん減ってません


水はテントの人にあげたんだけどー、まだまだ重い!!



考えたら、朝からパンしか食べてないし( p_q)


8時間も険しい道を歩いたあとですよ!



下りなのに、来たときより歩みはトロくなります。。。



 ロープウェイ、大行列・・・ 

     マーくん差し入れのたねやのドラ焼きが胃に染みわたるぜ!
リニューアルしたというココでいいお湯をいただきー


平湯でおいしいお蕎麦のあとは、デザートに出来たて温泉卵、銘々2個づつ! あぁ、満腹・・・
大渋滞の中、なんとかその日のうちに帰阪できました♪

〜今回の軌跡〜

 








一番恐れていた山


でも、登ったっていう実感が沸いてきたのは数日後

それだけ緊張してたんでしょうね




Shigeoと二人だったら、きっと西穂で引き返してた・・



仲間が一緒で、よかった!!

使うことはなかったけど、隊長がロープ持ってくれてると安心できた

怖い場所を先頭きって進んでいただき、感謝です!

マーくん、Shigeoよりもワタシの心配してくれて、、足の置き場とか浮石とかの指示、ありがと!

















あ、ついでにShigeoくん

運転と後片付け、ごくろーさま☆

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