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2010年 7月4日
 
       汗と涙と血にまみれ
 
空 欄 行 先 芦屋ロックガーデン ブラックフェース
空 欄 行 程 高座滝 - 奥高座滝 - キャッスルウォール見学 - ブラックフェース - 岩梯子滝 - 奥高座滝 - 高座滝
メンバー S&C N川さん マーくん




今年の梅雨はよく雨降る梅雨だ!

・・早口言葉みたい



おかげで2週あいちゃいました


たった2週間で、なんでここまでプヨプヨになれるねん!?

って、お腹を揉んでても凹みません



『 明日は雨降っても、岩の見学だけでもしに行こやー 』






      ・・ってことで やってきました、高級住宅地岩庭!

高級住宅地 = 芦屋

 岩庭 = ロックガーデン


さすが! 高そうな犬を連れたお上品そうな方々が、朝の散策されてます

お茶屋さんを抜けるといきなりお上品な滝

ナントカっておじさんのレリーフが上部に貼り付けられてます



  雨降ってないのはありがたいけどー、お下品なくらいに蒸し暑いっ

       お上品な清流でザバザバ顔洗います



  堰堤前で一服




目指す岩はその堰堤の先を谷へおりなきゃいけません

(帰りにわかったコトですが・・)




こっちの道から向かうのは40年ぶり!というN川隊長

沢沿いに直進してしまいー、、



『 右へ行きたいんやけどなー』
沢に冷やされた空気が蒸気となってモヤモヤ


 『 てきとーに右いきましょーや!』

  てきとーなShigeoの言葉に、てきとーなトコで沢渡って、てきとーにクネクネ進んでー、、




てきとーなトコから尾根によじ登るっ



     雨あがりの藪漕ぎはドロドロになります ( p_q)



 尾根から目指す岩が見えました

 尾根伝いに行くと遠回りなのでー、

 『 てきとーにまっすぐいきましょーや!』

 またテキトーに谷へ降下!

          めちゃ急で、 落ち葉は濡れてズルズルですーー


六甲で遭難か? と泣きかけた頃、、
                 隊長の知ってる沢に出ましたー( ´Д`)=3

『 この先にえぇ場所があるんやー』


という、えぇ場所までの道がめちゃえぇ道で・・(涙





滝の横を降ります


岩です


濡れてます!


岩、ナナメです!!


滑りますーーー!!!!!!



リーチの短いワタシには、届きませんーーーーー
中段でマジ、膝がぷるぷる震えました


たったこんだけの下りなんですけどね。。



前〜奥穂よりも、ちゅるぎよりも恐怖でしたっ(◎_◎;)




『 昔はロープ垂らしてあったんやけどなー 』 


  ・・・隊長、それって40年前ですか?


『 どや、えぇ滝やろ〜〜』 といって頭つっこむ隊長

Shigeoもワタシもそれに倣います。 一気にぴえぴえ〜〜♪



全身ズブ濡れになったけど、どーせすぐ乾くやろ〜

 ・・と思ったけど、甘かった

湿度が高くて乾かない、服から立ち昇る湿気でよけいムンムン!!



『 コレがキャッスルウォールや 』

ええぇーー!? 掴めそうなトコないですしボルトもちょっとしか打ってませんよ!



試しに下のほうとりついてみたら、岩が濡れててつるんつるん滑りますー( p_q)

岩の筋から水が沁み出してるし・・・


『 怖いですーー!』

『 じゃ、ここは乾くまで置いといてー、、 先に別んとこ行こかー』



てことで


移動ーー!

ブラックフェイスに到着〜



『 ココはこのまえ、チビッコらが練習しとったわ。簡単な壁やで 』


ほおー、そう聞いちゃぁ登らないワケにはいきませんね!



『 遠回りしてきて疲れたやろー 』 と、隊長からぴえぴえのゼリーが配られます♪

 わざわざ氷1キロといっしょに保冷バッグで担いできてくれはりましたヽ(´▽`)/


では、参りましょう!



マー隊員、隊長のビレイ担当ですがー    

隊長のおニューのロープがこんがらがって、ビレイどころじゃありませーん(笑




チビッコに負けじと、Shigeoが先頭きって登っていく

登りやすいのか、ぐんぐんぐんぐん・・    どこまで行くんじゃい!

『 ロープいっぱいーー!』 と叫んでも、応答ナシ

隊長が途中まで登って、会話をとりついでくれます

声の届かないときの合図を決めとくべきですね。。。

手がかりいっぱい、登りやすい♪



上にあがると眼下に海! 


風が気持ちいい〜



 と、のんびりしてるようでもセルフビレイをしっかり握り締めてるワタシです

 何か掴んでないと不安・・^^;
『 ロープは置いといてー、

  せっかくやからちょっと上いってみよ 』

隊長の 「せっかく」 は覚悟いります


こんなコトさせられます



腕力勝負・・・



次に現れた岩に 『 おおー、馬の背や!』 とはしゃぐ男たち


『 この横が2000mの絶壁やったらチビるな〜♪』

  などと、嬉しそうにまたいでズリズリ前進してますがー

そんなシンドイことせんでも、ふつーに横を歩けるんですけど (‐_‐;)
ワタシはもちろん、歩いて通過しました
 


でっかい岩が折り重なってます

荒地山へ続くという小道に合流し、お弁当広げてるグループの横を抜けー、、

    さっき登った壁の上にでました。  ちょっと上がるだけで、眺めも数倍よくなりますねー♪



 『 一般道やけど面白いトコがあるねん、そこいってみよ 』

 『 はーい♪ 一般道、大歓迎っす!!』

 が、そこでグループがてこずってます。。なかなか登ってこれないようです。

 『 渋滞してるなー、、 ワシ、コッチからおりるわ。』

 そういって猿のように横の岩をおりてく隊長。。。

       ワタシらはもちろん、渋滞解消を待ちますよ!





こんな岩穴くぐったりー


岩バシゴって名前の、けっこう急な段々があったりー



さっきのグループがてこずってたのもわかります



なかなか手ごわい道です!

その面白い道から、ロープを置いてある場所へむかう道がー・・




ありませんでした^^;




また壁の下に戻ってきて、フリーで登りますっ(|||ノ`□´)ノ




いや、横んちょの登りやすいとこからなんですけどね・・


スリリングでした(汗


 そして、お楽しみの懸垂下降♪

 ワタシ、はじめてロープ束ねて投げおろしましたよ〜 

     一発成功☆

2ピッチ目はマーくんから
なかなかの高度感、に写ってるでしょ?(笑


二番手・Shigeoくん

 白い現場ヘルメット、黒のメタリック塗装でオシャレにしてみました

 実はシルバーメタリックに塗ったのもあるんですがー、、

     眩しくてはた迷惑なので、お蔵入り決定(笑




隊長は別にロープ要らないんですけどね

『 せっかく 』 なので懸垂しちゃってください


楽勝やん〜〜って降りてたら、、


ロープにふられてごろんごろんしてしまいました(汗


支点との角度を考えないといけませんね。。



もっと身体の片側を下むけて降りるといいそうです


 『 そろそろ昼やなー、水辺で食べよかー 』

『 はーい♪』



てくてくてく


あれ?見覚えのある道だー




いやな、よかん・・・
こ、ココは!!


あの恐怖の崖!


改めて見ても、やっぱり怖いですっ





『 なぁなぁ、ロープ出そー!お願い!!』




本気で、マジで、目に涙浮かべて訴えたのに・・


コイツは無視して降りていきやがったのです(`□´)/
この恨みは一生忘れません



でも水辺で食べるお昼は美味い♪(カップ麺だけど)



と、その崖の上に人影が・・

なんか、四角いながーい荷物しょった男の子です




しばらく見下ろしてためらってましたがー

荷物をいったん下ろして一段目をおりてー、


ワタシが膝ぷるぷるだった中段で固まってます



点線ルートが正解なのですがー、


なんとそのまま直進、滝にむかっていきます!


『 にいちゃーん!そっち行ったらあかん!』

まー君が駆け寄って、指示してー

無事降りてこれました^^
背負ってる荷物、なんと三線(沖縄の楽器)ですと!



『 いろんなヤツがおるなー』

『 山で流しやってるんかなー?』

と話しながら歩いてくと、、



チン・トン・トン〜〜♪
ほんまに弾いてるーーーーーー!


登山道の脇で!


登山者に聴かせてます!!




『 やっぱり流しやでー』

『 なんでワタシらに一曲いかが?って聞けへんかったんやろ?』

『 そら、お金もってそうな顔してへんからやろー』

    ・・・納得 ^^;


  『 いのししいてるぞー』



  おおおおおおお!! 初めてみた! ウリボウもいます! 大家族です!


よく生駒へ行くイモウトとチビらは何度も見ててー

話を聞くたんび、羨ましかったのだ☆

大接近してきます(汗


 さー、ココを降りたらビールは近い!



   ・・・え? なんですか?

    キャッスルウォールはどーしたんやって?  


        まぁまぁ、野暮なコトは言いっこなし! 

おちかれーーーー!



カキ氷を美味そうにほおばる男ども

ワタシのまわりには、なぜか下戸な男が多い・・

楽でいーけど^^



やたらサイレンの音が近いなーと思ったら



血まみれTシャツの男性の先導で、レスキュー態が登ってきました



だれか怪我したのかなぁ、、、


 
 駐車場所へ戻ると、 狭い道路に消防車2台・救急車・パトカーがみっちり!

 しかも、デリちゃんの真後ろに無線基地(テーブル)が設置されており・・・ 

  荷物も入れられませんー 



 要救護:男性、登山口から100m付近で滑落・足を骨折 ということで、ヘリ要請

 30分ほどでヘリがやってきました



発炎筒の煙を目印に、まずはレスキュー員が降下

数分後、担架と一緒に収容されました

『 今はヘリがあるからラクになりました 』 と、隊員さん

こういう出動が年間15回はあるそうです




 命に別状はないようで、 めでたしめでたし

  あとは現場へ向かった隊員が戻るのを待つだけ


  芦屋署隊員、イケメン揃いです☆




  『 長いことお待たせしてすみませんでした。喉渇いてませんか? 』

  イケメンなうえに、優しい!

  『 おお!6年も保存できるんですか!?』

  『 いえ、自分達にまわってくるのは期限ギリギリですから。早く飲んでくださいね。』

  なるほど、、、残り期限5ヶ月^^;





そんなこんなの日曜日


岩登りは少しだったけど、岩歩きを堪能!


おもしろいほど汗かいてー、崖で涙を流しー、、



あ、タイトルの「血」は、滑落事故のことではありません


家に帰ったらあちこち痒い!


虫に刺されまくった足と腕、掻き毟って血まみれとなったのでした(涙



ちゃんちゃん!
 
 
 

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