アルイタキオク
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2010年 5月29日
 
       チームN川
 
空 欄 行 先 鎌倉渓 百丈岩周辺
空 欄 メニュー トップロープ 懸垂下降 スタカット(?) クライムダウン
メンバー S&C N川さん マーくん






とうとうN川先輩が、岩の手ほどきをしてくれることになった♪


『 自分ら、こないだ講習受けたんやろ?』


はいー、、でもね、、

あんな講習、インドアとかわらない! (イ○イスポーツさん、ごめんなさい)

いつの間にか垂れてるロープを登ってー、いつの間にか垂らされたロープで懸垂下降なんて。。。



『 ワシのやり方は古いかもしれんぞー』

いえ、その生きた技術を学びたいのです!!












連れてこられたのは鎌倉渓・百丈岩


川沿いに遊歩道もあり、ハイキングコースになっています




奥にみえる青いやぐらは、大阪府勤労者山岳連盟の確保訓練施設

茶店の横から出発〜

 すぐに一般道とクライミングのコースに分かれます

  『 カモシカ谷っちゅうてなー、この辺のルンゼ登るのも面白いんやぞー』

  などと話しながら歩くN川さん、、、歩くの早すぎて写真撮ってられませんー(涙





『 まずココ登ろか 』

突然立ち止まって、ちゃっちゃか準備始めはりました



ココと言われてもドコをどう登るのか、、???


ま、とりあえず準備をしましょう
ハーネスつけるだけでも一苦労なワタシですー
こちらはジム経験もなしの初心者マーくん トップロープって何?状態(笑


改めてじっくり壁を見るとー

   おお!あちこちにボルトが見えてきた!

トップはもちろんN川さん
ビレイはShigeo担当


ひょいっ ひょいっ と登って行くN川さん

驚くことにShigeoより10才も上でー なんと今年、ん十の大台に乗りはるのです!


『 えぇふくらはぎしてるなー』

『 体やわらかいですねー』

    ヨダレ垂らしながら見上げるShigeoとマーくん。。


『 ギャートルズにでてくる骨付き肉みたいな足やね 』

『 いや、USJのジュラシックパークで売ってる肉みたいや 』

       などとアホ話してる間に、支点にロープセット終了〜



 『 次、オマエ行けっ!』 とShigeoにおケツ叩かれて・・(-"-;)


 N川さんの登りを見てたらとーっても簡単そうなんだけどー

 下から見るとガバガバ掴めそうでしょ?

 これがねー、、ほんま、、、

 蓬莱峡の講習じゃスイスイ登れたんですよ、ワタシ ( ̄‥ ̄)=3

 何箇所か、ボルト掴んではいずり上がりましたっ


  支点回収しながらー、めちゃめちゃ時間かけて、1本終了〜〜 (汗だく)


お次はマーくん

Shigeoよりマイナス10歳、N川さんよりマイナス20歳 

この中じゃ若手なのだ!(世間じゃ壮年だけど)

『 まるっきりの初体験やのに・・』 なーんて泣き言はここじゃ許されません!!

意外とスンナリ登りきったマーくんに続き、満を持してShigeo登場!
夫の命を預かるのは妻の務め( ̄ー ̄)










蓬莱峡でも2回、ワタシに命助けられたShigeoさん


左からいったらえーねん!などとさっきまで好き勝手ほざいてたShigeoさん




『 掴むとこ無いやんけーっ!』



泣いてます (≧▽≦) 
必死こいてなんとか落ちずに登れました
『 じゃ、ロープだけ持って移動しよかー』




少し沢を戻った壁へ移動します


『 これくらいの岩は山になんぼでもある。

ロープなしで登るでーっ』

そう言ってがしがし登ってくN川さん、、、



『 マーくんも小秀山登ったんやろ?       

     あそこの岩場みたいなもんやー』

そうおっしゃいますが、、、

これに比べたら、あっちは階段ですよ!

最初は良かったです

足場も手がかりもそこそこあるしー

          でもね、登ってくうちに・・・

こわいーーー!!セミになったワタシ


『 ちょっと待っとり、ロープ出したるわ。掴まんでもロープあるだけで安心やろー』


たしかにーー ロープが下りてきたとたん安心感100倍!


が、あるモノは利用するワタシ。 しっかり掴んで上りました〜


 

登ったテラスの後ろに、ローソク岩が聳えています ・・・こっわーーーー
 

『 さー、降りよかぁー』   
なんとっ、いきなり懸垂下降ですか!?

 ロープさばいて準備してはる横で、何度もしつこくセルフビレイの確認をしますー
模範演技中〜


 顔が引き攣ってるマーくん

 そりゃ初めて使うATCが、ビレイじゃなく懸垂下降ですからね^^;













続いてShigeo



ビレイ外して移動するだけで腰がひけてますー

三番手のマーくんも、無事降りきってー


最後はワタシ

ぢつはー、懸垂下降は好き♪ 怖くない♪

るーんるーんるーん ってな感じでリズムよく〜

あ、肩から下げてるカメラがジャマだなぁ、、

・・・と思ってクイっと背中へまわしたとたん、、




ブチッ!




『 かめらぁぁぁーーっ!』 



(この場合、ラクー!と叫ぶのが正解)




・・・ 滑落・即死 ・・・



ストラップはケチって100均を使っちゃいけません(涙




 約2年連れ添ったパートナーの事故死という悲しみの中、さっきの壁に戻ります


  悲しみを乗り越えるため、自らトップをかって出たワタシ ・・・健気ですね



 が、「健気さ&ヤル気」 と 「実力&技術」 は比例しません

 初めて掛けるヌンチャク

 ロープをセットするのって結構重いんだーと知りました

そこっ!そこっ!あとちょっとーー!!

ってとこで落下

その場から何度かリトライしましたが、もう腕パンパンで、、

 
バトンタッチ^^;アっと言う間に到達

が、・・まだ登っていきはります

その上に見える支点に掛けるのかな?

それもすっとばして、まだ上へ・・・

ドコまで行く気なんでしょうか!?


ビレイしてたShigeoも見上げる首が痛くなり、ワタシと交代


・・・まだ登ってます

とーっくにN川さんの姿は見えません

ロープの半分を超えてもずんずんずん、、、

『 どーやって降りてきはるんやろ?』

『 降りてこんのとちゃうか?』

『 んじゃワタシらどーするの!?』


40メートルロープが残り数メートルになった頃、やっと止まり、声が聞こえました

『 ○※△☆▽※○〜〜〜』 ・・・何て言ってるのか聞き取れません^^;

「のぼってこいよー」 なのでしょう、たぶん。。
  




『 オマエ、行けっ!』


・・・(-"-;)



ほんまに上でビレイしてくれてはるんやろか??

試しに引っ張ってみると、テンションがかかります

仕方ない

N川さん、命預けますよっ!




・・・が、こんなツルッツルの壁に始点とるのヤメて下さい(涙

 途中、何度も落ちそうになってロープにしがみつきましたー

 必死のぱっち 無我夢中のゴール。。


 『 平なとこで休んどきー』  はい〜〜(涙

 N川さんは休む間もなく続けてロープダウン&ビレイです



         マーくん・Shigeoも無事到着〜



 へたりこんでるワタシらの横でさっさとロープをまとめ、『 さ、行こかー』 

 ・・・どこへ? 何しに? と聞く勇気も元気もないまま、後を追います

 さっき懸垂下降した場所でしたー

 そっか、ここから降りるつもりで、さっきロープを残しておいたのかーー 

   ・・って、今さらながら感心^^;

 
るーんるーんと懸垂下降で降り立ってー
『 メシにしよか〜 』 『 やったーー♪』
         ↓ N川さんのピッケル(40年モノ!) 





茶店に戻ってベンチでのんびりお昼休憩〜



ハイカーはちらほらいますが、クライマーの姿はありません


きょうは貸切り♪


この近くにはいっぱいいい岩場があるそうです




さて、午後の部のスタート!



『 ちょっとハイキングコース歩いてみよか。 なかなか面白いで。』

は〜い!



一般道ですが、なかなかの険しい急坂です

汗が噴出すーー

Shigeoは 『 エッラー!』 の連呼



でも岩々したとこにはクサリもあって、子連れのハイカーも歩いてます



さっき見上げてたローソク岩が目の前にでてきて、景観も素晴らしい!


『 楽しい道やね〜♪』







『ここでちょっと休もか 』


え?もう休憩ですか?


すいすい岩を登ってもー、なんだかんだ言ってもー

やっぱりN川さんもおトシですね ( ̄m ̄ )




・・・なんて思ってたら

『 さ、ここ降りよ 』


・・・へ!?

ココのドコをどーやって!?誰が!?
『 クライムダウンや。経験しとかなアカン 』
・・・って、またワタシからですか (-"-;)




『 カカト上げすぎやー!フリクション効かせたら大丈夫や!滑れへん!』

『 は・・はいっ!』



『 ココは登るの簡単なんやでー。』

『 は・・はいっ!』 ・・って、今は降りてるんですけどっ!




『 あのー、掴むとこないですーっ! 岩がみんな下向いてますーっ!!!』

『 逆層スラブやー。ハッハッハ!』


    そうですか、、 (-"-;)   



右いけー、だの 左いけー、だの、、


『 左ー!・・ちゃうわ、

そっちからみたら右やー、ハッハッハ!』

だの、、



しまいには

『 ロープ足らんわー!』




・・・な・ん・で・す・と!? (゚∀゚;)




『 そこでロープ外してー』

 (゚∀゚;) (゚∀゚;) (゚∀゚;)


ほんの数メートルのトラバースで安全地帯ですけどね、、

ちびりました

 




セルフビレイしっかりとって一安心

あとは高見の見物 、、いえ、下見の見物(笑




マーくんも顔面蒼白、チビリながら降りてきてー



次はShigeoです

いきなり泣きがはいります


それを見るN川さんの楽しそうな顔!









 『 言うこときくかー!?』

『 聞きますーっ!』



『 もうワガママ言えへんかー!?』

『 言いませんーー!!』



今なら言いなりですよ(笑

しかしー、ワタシ達が降りたあと、N川さんはどーやってココまで降りてくるのでしょう?

きっと登り返せって言われるんだろなー、、 ま、登りのほうがマシかー、、、

まさかこの40mのカベをフリーで降りてくるなんて無茶はしないでしょうしー
 
・・・そのまさか、でした









途中まできたら、ロープをたぐりよせてコッチへ投げてよこしますっ


あとはフリーです!



なんと、ところどころ前むいて降りてきはりますっ!






・・・カッコイイーーーー!!!


N川さんっ、ワタシたち、どこまでもあなたに付いていきますっ!!


そこから岩場を移動してー、ローソク岩の下に来ました

N川さん、上を見上げてます

イヤな予感・・


『 ここ登ろかー』

・・やっぱり!


『 イヤですっ! ムリですっ! 絶対ダメですっ!』

さっきどこまでも付いて行こうと心に決めたのに、いきなりの反逆〜




全員の反対に、しぶしぶ撤退を決意してくれました^^;

午前中に登ってきたテラスまで移動します〜♪

ここから懸垂下降で降りることに


ワタシの番がきてー、るーんるーんるーん♪

と降りてたら・・


『 はい、その辺から右によってー、ロープ外してー』

       は、はいー???


『 ロープ足らんから、そこからクライムダウンやー』



      (゚∀゚;) (゚∀゚;) (゚∀゚;)


  ・・・タダじゃ終わらせてくれません


〜 長い長い1日がやっと終わりました 〜






茶店にもどって、大将からご褒美のアイスクリームをご馳走に♪

マーくんは敢闘賞?として 「名峰の登り方」って本を頂いた☆

登れっ!てコトですね(笑




なんか痛いなーと思ったら、膝、肘、手の甲、擦り傷だらけ!

見るとN川さんの首筋にも赤い跡が・・

ワタシを肩がらみで確保したときのモノでしょう。。。

意外と重くってすんません!!(何度もぶらさがったし・・)





N川隊長、これに懲りず、また手ほどきください!!!

どこまでもついていきますっ (ただし初級コース限定^^;)



 
ってことで、勝手に 「チームN川」 結成しちゃいました


トップで行けてフォローの確保できるまで、隊長、よろしくお願いします!!

 
 
 
 
 

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